【一ノ瀬 颯】劇団☆新感線の最新作で殺陣に挑戦!いのうえ歌舞伎【譚】Retrospective『 紅鬼物語』の見どころを語る!

執筆者:杉嶋未来

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劇団☆新感線の最新作で初舞台に臨む注目度急上昇中の一ノ瀬颯さん。吸引力ある演技で見る人を魅了する彼の舞台への意気込みなどを聞きました。

Profile:一ノ瀬 颯
いちのせ・はやて 1997年4月8日生まれ、東京都出身。「騎士竜戦隊リュウソウジャー」(19)で主人公を演じて俳優デビュー。近作に、月9「119エマージェンシーコール」、映画『仕掛人・藤枝梅安2』『十一人の賊軍』などがある。2021年より「王様のブランチ」にレギュラー出演中。

舞台に根を張っている
大先輩方から学びたい

「0から飛び込むつもりで、今はただワクワクしています」。

これから始まる劇団☆新感線の舞台への意気込みを語ってくれた一ノ瀬颯さん。今回が初めての舞台出演。それは一ノ瀬さんにとって、念願であり、大きな挑戦でもある。

「本読みや製作発表を通して、共演者のみなさんの熱量や人柄に直接触れられたことで、楽しみが増しました。舞台にしっかりと根を張って活動されている大先輩方ばかりなので、本当に心強いですし、多くのことを学ばせてもらいたいです」

 舞台への出演は、いつかは必ず挑戦したいと思っていたことの一つ。映像の仕事を続ける中で、舞台経験のある俳優仲間から受ける“熱”を感じてきたという。

「舞台を経験した方って、芯が強いというか、何か揺るがない“伝える力”を持っている方が多い印象です。そのルーツには必ず舞台での経験があるという話を聞いていたので、僕も絶対にいつかやりたいと思っていました。こうして声をかけていただけたのは、ありがたい限りです」

 鬼が棲まう平安の世、ある日鬼とおぼしき者に妻子をさらわれた男が、妻と娘を探す旅に出るというお話。演じるのは、旅に同行する“桃千代”という青年だ。

「桃千代は見た目はクセのない、真っすぐな印象のキャラクターですが、意外な行動にも出ます。普通そうに見えて、ちょっと突飛なことを思いついてやってしまう。そこがこの役の最大の面白さであり、演じるうえでの難しさでもあります。自分の中での心情の変化をどう自然に積み上げていくかが、大きな課題です。また、今回は殺陣もあるのでしっかり仕上げていきたいです。戦隊シリーズをやっていた頃からアクションには憧れがあるので、教えていただきながら、一つでも多くのことを吸収したいです」

レザープルオーバー¥253,000、レザーパンツ¥176,000(ともにエーレザー/エー ブティック) メガネ¥50,600(パイン/フォレストパイン・デザインラボ) その他(スタイリスト私物)

Information

2025年劇団☆新感線45周年興行・初夏公演
いのうえ歌舞伎【譚】Retrospective『 紅鬼物語』

主演は、元宝塚歌劇団花組トップスターの柚香光。共演は、早乙女友貴、喜矢武豊、一ノ瀬颯、樋口日奈、粟根まこと、千葉哲也、鈴木拡樹など。大阪公演:5月13日~6月1日SkyシアターMBS、東京公演:6月24日~7月17日シアターHにて。

公式サイト

Photograph=Takuya Maeda〈TRON〉 Styling=Kentaro Higaki 〈tsujimanagement〉
Hair&Make-up=Go Ikegami Text=Miku Sugishima

※InRed2025年6月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。

この記事を書いた人

舞台の制作を経てライターへ。女性誌、インタビュー誌、劇場用パンフレットやwebサイトで音楽、映画、舞台、ドラマなどエンタメ系のインタビューやレポートを執筆。著書に『ぜんぶ! 海外ドラマ』がある。

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