【俳優・奈緒さんインタビュー】「たくさんの岐路が訪れる中でも、自分の選択に責任を持てる人でありたい」
執筆者:InRed編集部
現在、主演ドラマ「春になったら」が好評放送中の奈緒さんにインタビュー。ドラマの中で“瞳”を演じながら、感じていることとは…?
PROFILE
なお/1995年2月10日生まれ。福岡県出身。直近の出演作に、映画『#マンホール』『スイート・マイホーム』、ドラマ「あなたがしてくれなくても」など多数。公開待機作に、映画『陰陽師0』(4月19日公開)がある。
役を生きることから学び、役に励まされ、救われてきた
現在放送中の主演ドラマ「春になったら」は、3カ月後に結婚する娘、3カ月後にこの世を去る父が織りなすかけがえのない日々が描かれる。
「ドラマや映画など物語の中で描かれるのは、人生のハイライトとなる部分なので、実生活では経験しない密度でいろんな出来事が訪れます。演じる役柄を通して、辛い状況でも頑張る姿やその強さに触れると、私も一緒に学んだり、こんな人になりたいという憧れを自分の中に大切にしまうようなこともあります。今、私が演じている瞳さんは、父との日々が終わりを迎えることを知りながらも、助産師として働き、愛する人たちと向き合うことに全力な女性。3カ月後に人生の大きな岐路に立つと知りながらも、前向きにアクションを起こし続ける強い人なので、私も瞳さんのように大きくなれたらと思いながら演じています。人生において誰もが知っているのは、生まれたらいつかは死ぬということ。どれだけの時間があるのかは人によってさまざまだけど、その過程をどう生きるのか?をこの作品の中で描けることがすごく幸せだなと思います。私自身の人生でいえば、自分の選択に責任を持てる生き方をしていきたい。何が好きか、何をいいと思うのか、ちゃんと自分の軸を大切にしながら。30代になれば、仕事でもプライベートでもたくさんの選択が訪れると思うので、ちゃんと向き合う時間を作って、責任を持って選んでいけるようになりたいなと思います」
ドラマ「春になったら」
3カ月後に結婚する娘(奈緒)と3カ月後にこの世を去る父(木梨憲武)が、それぞれのやりたいことを実現していく、かけがえのない3カ月間を描いたハートフル・ホームドラマ。毎週月曜22時〜カンテレ・フジテレビ系にて好評放送中。
Photograph=Chihiro Tagata Styling=Kaori Okano Hair & Make-up=Chika Tanabe Text =Hazuki Nagamine
※InRed2024年3月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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この記事を書いた人
「35歳、ヘルシーに!美しく! 」をテーマにしている雑誌『InRed(インレッド)』編集部。 “大人のお洒落カジュアル”を軸に、ファッションや美容はもちろん、ライフスタイル全般を網羅。公式ウェブサイト『InRed web』ではライフステージの変化の多い世代ならではの、健康、お金・仕事、推し活に関する情報を発信。お洒落で楽しい毎日に役に立つヒントをお届けしています。
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