【マネー相談】子どもが2人。大学までの教育費、いくらかかる?どう準備する?

今後の人生計画が見えてくる30代は、長期的なマネー計画を立てるべきタイミング。そこで、ライフスタイルに合わせたマネーの悩みや不安にプロがアドバイス。子育てファミリーの気がかりは、やはり子どもの教育費のこと!

2人の子どもにかかる教育費、どうやって準備すればいい?

今回の相談者は…M.Oさん

妻 M.Oさん(36歳・編集者)
夫(38歳・アパレルメーカー勤務)
長男(5歳)長女、(1歳)

マネーDATE
年収:妻580万円/夫490万円
貯蓄:妻550万円(夫の貯蓄は不明)/長男用400万円/長女用100万円

昨年第2子の長女を出産したM.Oさん。心配事は子どもたちの教育費だと言います。「2人ともが中学から大学まで私立に通った場合、膨大な金額がかかりそうなので、十分なお金を準備しておきたいです。一時期、長男の学資保険に入っていたのですが、それだけで十分なのか不安。自宅のローンもまだまだ残っているし、老後のために資産運用も行いたいと思っています」

【プロが答えます!】教育費は元本が減らない積立預金で貯める

「高校卒業までの教育費は毎月の家計から出し、子どもが18歳になるまでに大学進学以降のお金を貯めるのが、基本的な教育費の捻出方法。私立中学を受験するのなら、小4~小6に塾代が300万円、私立に合格したら中学では年間120万円、高校では年間100万円の学費がかかります。子ども2人分で年間200万円の教育費を出しながら、18歳以降のお金と夫婦の老後資金を貯められるのかを冷静に考え、私立中学受験は慎重に検討しましょう。今、長男のための貯蓄が400万円あるので、大学進学費用の8割は貯まっていると考えて、長女の分も同じくらい貯めれば、大きな不安はありません。使う時期が決まっている教育費は、元本が減らない積立預金がいいでしょう。長期で貯める老後資金は、投資信託での運用も視野に入れてOK」(深田さん)

解説してくれたのは…深田晶恵さん

ファイナンシャルプランナー、生活設計塾クルー取締役。著書に『知識ゼロの私でも! 日本一わかりやすいお金の教科書』(講談社)などがある。

取材・文=生島典子 イラスト=小迎裕美子

※InRed 2022年4月号より
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください

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