【横浜流星】映画『国宝』インタビュー「吉沢亮くんは以前共演した時も、今回も親友役。運命的です」

執筆者:杉嶋未来

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歌舞伎に人生を懸ける男たちの生き様を描く映画『国宝』。歌舞伎界の御曹司を演じる横浜流星さんが、“本物”に迫るために重ねた日々と、役へのまなざしを語る。

profile 横浜流星
よこはま・りゅうせい 1996年9月16日生まれ、神奈川県出身。2011年、俳優デビュー。映画『流浪の月』で日本アカデミー賞優秀助演男優賞、『正体』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で主人公、蔦屋重三郎役を好演中。

“本物”に近づくためのひたむきな積み重ね

 『流浪の月』に続いて、李相日監督と再びタッグを組んだ映画『国宝』。横浜さんが今回挑むのは、歌舞伎名門の御曹司で、主人公、喜久雄の親友であり、生涯のライバルとなる俊介役。李監督からの「本物の歌舞伎役者になってほしい」という言葉を受け止め、歌舞伎の芸を習得。最高レベルに達した芸と演技は、見る者を圧倒して魅せまくる。

「1年の準備期間をいただけました。これだけじっくり準備ができるなんて、本当に贅沢で幸せなこと。最初は歌舞伎をどこか遠い世界に感じていましたが、歌舞伎座に観劇するため通い、踊りは舞踊家・谷口裕和先生、歌舞伎の芝居は中村鴈治郎(四代目)さんに一から丁寧に指導していただいて。本物の歌舞伎役者を目指して、死に物狂いで駆け抜けました」

 喜久雄を演じるのは、吉沢亮さん。

「以前共演した時も親友役で、今回も親友役。運命的です。吉沢くんは自然体な方で、たくさん言葉を交わさなくてもわかり合えるような感覚があって。なれ合いになりすぎず、お互い切磋琢磨して、近すぎず、遠すぎずいい距離感でいられました」

横浜流星さん

この記事を書いた人

舞台の制作を経てライターへ。女性誌、インタビュー誌、劇場用パンフレットやwebサイトで音楽、映画、舞台、ドラマなどエンタメ系のインタビューやレポートを執筆。著書に『ぜんぶ! 海外ドラマ』がある。

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