【横峯さくらさん】出産後に現役続行を決意した理由「若い世代にバトンを繋ぎたい」
アスリート女子に学ぶ! ヘルシーな美しさの秘密
『InRed』で連載中の「アスリート女子に学ぶ! ヘルシーな美しさの秘密」。今月お話を聞いたのは、ママになりより強く美しく輝くプロゴルファー・横峯さくらさん。笑顔の秘訣に迫ります。
目標を諦めない前向きな心が明るくて爽やかな美しさの源
家族と過ごす幸せな時間が今日を頑張る原動力になる
10代の頃から女子ゴルフ界のトップアスリートとして活躍し、数々の実績を残してきた横峯さくらさん。2014年にはキャディの森川陽太郎さんと結婚し、2021年2月には長男を出産。産後3カ月半で復帰したものの、体の変化に驚いたと話します。
「トレーニングを始めようと思って、腹筋をやってみたら1回もできなくて(笑)。体を立て直すことから始めたのですが、去年は結果が出なくて何回も泣きました。今年は基礎体力をつけて、体のベースをしっかり作ることを目指して取り組んでいます」
3月から12月にかけてのツアー期間は、キャディを務める夫と子どもとともに、キャンピングカーで国内ツアーをまわる日々。試合の時には夫の両親や周りのサポートを受けながら仕事と育児を両立しています。とはいえ、日本ではママゴルファーは少数派。
「結婚や出産をしたら引退する場合が多いんです。私も子どもができたらやめるのかなと思っていました。ゴルフを続けている限り、家庭の幸せは叶わない気がして、以前はあまりゴルフが好きになれなかったんです。それが変わったのは、2015年にアメリカツアーに参加するようになってから。妊婦さんやママさんでも活躍しているし、託児所があるので子どもと一緒にツアーをまわれるんです。試合会場のホテルで家族でご飯を食べている姿を見て、すごく素敵だなと憧れました。ゴルフと“幸せ”が繋がったおかげで、現役続行できました。今は日本にも託児所を作るのが夢です。先輩方の悲願でもありますし、次の若い世代にバトンを繋ぐ存在になれたらいいなと思っています」
現在はユーチューブでの配信など、フィールド外でもアグレッシブに活動中。その原動力を聞いてみると……。
「目標を諦めないこと。これまでは悶々とした気持ちになったこともありますが、今やめるのは悔しいし、周りの方に恩返しがしたいという気持ちが強くあります。そして、奮闘している等身大の私の姿がママさんたちの励みになったり、共感してもらえたらうれしいですね」 さらに優勝を重ねていた20代の頃よりも、今の方がゴルフが楽しいと素敵な笑顔。
「ゴルフを通してたくさんの出会いがあって、いろんな景色を見せてもらいました。私にとってはなくてはならないもの。息子にも同じ景色を見てもらいたいと思い、同じようにプロゴルファーになってほしいと思っています。一番近い目標は、夫と息子と一緒に優勝カップを持って写真を撮ることなので、まずはそこに向かって頑張りたいです」
私の「ヘルシー」を作るものたち
元気をくれるユンケル黄帝液
「若い頃から1日1本愛飲中。ノンカフェインタイプは妊娠中でも安心して飲んでました。体調を崩さず元気でいられるのはユンケルのおかげ」
栄養補給用のプロテイン飲料
「しっかり栄養を取るために手放せません。一日トレーニングしている時は3本くらい飲みます。これはサイズがちょうどよくて、飲みやすくて便利」
【プロフィール/横峯さくらさん】
1985年12月13日生まれ。鹿児島県出身。8歳からゴルフを始め、2004年にプロテストに合格。2005年「ライフカードレディス」で国内女子ツアー初優勝。2006年は3勝、2009年は6勝をあげて賞金女王に。2014年に結婚。2015年からアメリカツアーに参戦。2021年に長男を出産。
photographs_Yumiko Inoue styling_Kayo Hayashi hair&make-up_Shintaro Nemoto text_Harumi Yasuda
※InRed2023年4月号より。情報は雑誌掲載時のものになります
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