『バーン・ザ・フロア』『ヴィクトリア』『英国ロイヤル・バレエ団 2023年日本公演』伊達なつめさんの一押しステージ情報
演劇ジャーナリスト・伊達なつめさんのおすすめ作品をご紹介。今回は、『バーン・ザ・フロア』、『ヴィクトリア』、『英国ロイヤル・バレエ団 2023年日本公演』の3本をピックアップ!
至極のダンスエンタテインメント、待望の最新作!
『バーン・ザ・フロア』
ラテン、タンゴ、フォックストロット……といったボールルーム・ダンスの魅力を、競技ダンスのチャンピオン経験者たちがキレッキレの迫力で披露し大評判となった初来日から20年。公開オーディション番組やダンス甲子園の隆盛で、ダンスがますます身近になる中で進化してきた、その最新&最強ヴァージョンがやって来る!
出演=バーン・ザ・フロア・カンパニー、西川貴教(スペシャル・ゲストシンガー)
6月14日(水)~18日(日) 日本青年館ホール ※大阪公演あり
(問)サンライズプロモーション東京 TEL 0570-00-3337
大竹しのぶが挑む! “魂の独白”としてのひとり芝居
『ヴィクトリア』
人間の深淵に触れる俯瞰的な視線と、微細な心の機微を見逃さないクローズアップ。イングマール・ベルイマンが描いてきた女性たちの陰翳の鮮やかさは類を見ない。当初は女性の独白をワンショットで撮り続ける映画作品として書かれた脚本を、巨匠自らひとり芝居化。大竹しのぶが、ベルイマンの真骨頂に迫る試み。
作=イングマール・ベルイマン 演出=藤田俊太郎 翻訳=肥田光久
出演=大竹しのぶ
6月24日(土)~30日(金) スパイラルホール ※西宮、京都、豊橋公演あり
(問)シス・カンパニー TEL 03-5423-5906
ドラマティックな物語を豪華スターたちが競演!
『英国ロイヤル・バレエ団 2023年日本公演』
世界の名だたるバレエ団のなかで、今もっともダンサーの顔ぶれ並びに、作品のクオリティにおいて充実していると言っていいロイヤル。なにせ7回も上演される十八番『ロミオとジュリエット』(ケネス・マクミラン振り付け)の主演2人がすべて異なるキャスト―つまり14人のスター・ダンサーが登場―で、その全部を観たくなるのだから。
6月24日(土)、25日(日) 東京文化会館 /〈ロイヤル・セレブレーション〉『FOR FOUR』、『プリマ』(新作)、『田園の出来事』、『ジュエルズ』より“ダイヤモンド” [全編]
6月28日(水)~7月2日(日) 東京文化会館/『ロミオとジュリエット』〈全3幕〉
出演=英国ロイヤル・バレエ団 ※大阪・姫路公演あり(詳しくは公式HPへ)
(問)NBSチケットセンター TEL 03-3791-8888
文=伊達なつめ
演劇ジャーナリスト。演劇、ダンス、ミュージカルなど、国内外のあらゆるパフォーミングアーツを取材し、多数の雑誌・webメディアに寄稿。世界ステージ・カレンダーwithコロナhttp://stagecalendarcv19.com
※InRed2023年7月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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