【中島裕翔】猫役で猫の魅力に気づく「自由奔放な感じが可愛い」

Hey! Say! JUMPとしてのグループでの音楽活動にとどまらず、俳優としてのキャリアも着実に積み上げている中島裕翔さん。記憶をなくした“猫”を演じる主演舞台「ひげよ、さらば」への意気込みなどについて聞きました。

profile
中島裕翔

なかじま・ゆうと 1993年8月10日生まれ、東京都出身。Hey! Say! JUMPのメンバーとして活動。ソロでは俳優として話題作に出演し、「MEN’S NON-NO」のモデルとしても活躍。

大人こそ深く感じる児童文学の名作を舞台化

「楽屋で原作本を読んでいたら、メンバーの髙木(雄也)が『辞書より厚くない!?』ってびっくりしていました(笑)」
 
 ちゃめっ気たっぷりな表情で、9月に上演される主演舞台『ひげよ、さらば』について語る中島裕翔さん。本作は同名の児童文学を原作に、意欲的に演劇活動を続ける蓬莱竜太が脚本・演出を手掛ける話題作。

「また面白い題材に巡り合えて、うれしくなりました。2年前の舞台『ウェンディ&ピーターパン』同様、本作も児童文学の名作です。2作に共通してるのは、児童文学とはいえ、大人こそテーマ性の深みを感じるところ。本作は野良猫の世界を舞台に、切なさと儚さと不条理を描き、アウトローというか、大人になって感じる複雑な感情があります」 
 
 演じるのは、記憶をなくした猫“ヨゴロウザ”。峠に住む隻眼のアウトローで、孤立しつつも皆から一目置かれている“片目”と行動を共にし、群れのリーダーとなっていく。
 
 「記憶喪失っていう設定ゆえにいろんなシチュエーションや感情を味わえる役だと思います。“片目”との交流を通して変わっていくので、その大きな変化をいかに無理なく、そして大胆にできるかが課題です」

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