『エブリ・ブリリアント・シング~ありとあらゆるステキなこと~』『いつぞやは』 東京芸術劇場Presents 木ノ下歌舞伎『勧進帳』伊達なつめさんの一押しステージ情報

『エブリ・ブリリアント・シング~ありとあらゆるステキなこと~』

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演劇ジャーナリスト・伊達なつめさんのおすすめ作品をご紹介。今回は、『エブリ・ブリリアント・シング~ありとあらゆるステキなこと~』、『いつぞやは』、東京芸術劇場Presents 木ノ下歌舞伎『勧進帳』の3本をピックアップ!


温かい感動に包まれる! 観客参加型一人芝居
『エブリ・ブリリアント・シング~ありとあらゆるステキなこと~』

『エブリ・ブリリアント・シング~ありとあらゆるステキなこと~』

観客は、佐藤隆太が扮する「僕」が書き出した「この世界のありとあらゆる素敵なこと(every brilliant thing)」が記されたカードを渡されたり、時には相手役に指名されたりしながら、「僕」のままならない人生に伴走する。この生きづらい社会の中で、なんとか前を向いていこうという気持ちが芽生える素敵な時間。

作=ダンカン・マクミラン、ジョニー・ドナヒュー 翻訳・演出=上田一豪
出演=佐藤隆太
8月11日(金・祝)~27日(日) 東京芸術劇場 シアターイースト ※全国ツアー公演あり
(問)東京芸術劇場ボックスオフィス TEL0570-010-296

余命宣告された男と旧友たちとの会話ドラマ
『いつぞやは』

『いつぞやは』

いまもっとも注目を集める演劇人のひとり、加藤拓也の最新作。もしもまだ何も成し遂げない若さで余命幾ばくもないことがわかったら、ダサくならないように友達に告げなきゃならないし、言われた方も、動揺を見せるわけにいかないし。言葉と表情の一致や乖離を1ミリ単位で調整するような、緻密な会話ドラマが展開しそう。

作・演出=加藤拓也
出演=窪田正孝、橋本 淳、夏帆、今井隆文、豊田エリー、鈴木 杏
8月26日(土)~10月1日(日) シアタートラム ※大阪公演あり
(問)シス・カンパニー TEL03-5423-5906

歌舞伎の人気演目を、軽やかに再構築!
東京芸術劇場Presents 木ノ下歌舞伎『勧進帳』

東京芸術劇場Presents 木ノ下歌舞伎『勧進帳』

兄の頼朝に疎まれ、変装して北陸へ急ぐ義経と腹心の家来弁慶一行VS.その逃走を阻止する使命を負う富樫左衛門。歌舞伎の代名詞的存在の大人気作『勧進帳』は、考えてみれば「忠義」「武士の情け」といった、現代人には共感しにくい概念がテーマ。それを思わず膝を打つように納得させる木ノ下歌舞伎のセンスに乞うご期待。

監修・補綴=木ノ下裕一 演出・美術=杉原邦生[KUNIO]
出演=リー5世、坂口涼太郎、高山のえみ、岡野康弘、亀島一徳、重岡 漠、大柿友哉スウィング=佐藤俊彦、大知
9月1日(金)~24日(日) 東京芸術劇場シアターイースト ※沖縄、上田、岡山、山口、水戸、京都公演あり
(問)東京芸術劇場ボックスオフィス TEL0570-010-296

文=伊達なつめ
演劇ジャーナリスト。演劇、ダンス、ミュージカルなど、国内外のあらゆるパフォーミングアーツを取材し、多数の雑誌・webメディアに寄稿。世界ステージ・カレンダーwithコロナhttp://stagecalendarcv19.com

※InRed2023年9月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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※地震や天候などの影響により、イベント内容の変更、開催の延期や中止も予想されます。詳細は各お問い合わせ先にご確認ください。

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