InRed女子の働くこと、育てること ~みんな、どうしてる?~
【人事職・6歳児&4歳児ママ】

「自分のバランスも大切にしながら、無理しすぎず両立させるのが目標です」

 今回お話を伺ったのは、株式会社アダストリアに勤務する丹羽美乃さん。30以上のブランドを国内外で展開するアダストリアの人事部に所属。6歳の男の子、4歳の女の子のママで、夫と4人暮らし。

 店舗勤務を経て本社に異動してからは、人事部でキャリアを積む丹羽さん。現在はママアドバイザーを担当している。「ママ社員やママ社員を部下に持つ上長の相談に乗る専任です。産休・育休を取得する社員が多く、休職中の制度から復帰後の働き方についてのアドバイスをしています」。従業員のうち、女性が半数以上を占める企業だからこその役職。「私も第一子妊娠の時はわからないことだらけでした。同じように不安や悩みがある社員に、少しでも役に立てたらうれしいです」。

 復帰した従業員の働き方計画にも携わる。「本社はフレックス勤務なので、働き方計画に携わるのは店舗のスタッフがメイン。女性人材の活用を積極的に進めているので、店舗で勤務する社員にも出産後も働きやすい環境を作っていきたいと考えています」。

 プライベートでは6歳の男の子、4歳の女の子のママ。「息子が小学生になり生活も変わりました。平日はほぼワンオペで、2人目の復帰の際に、私の実家の近くに引っ越しました。緊急の用事やトラブルがあっても、助けてもらえると思えるだけで心強いです」。

 丹羽さんの仕事と子育ての両立の秘訣は「無理をしないこと。限られた時間の中で両方をこなすには、自分のバランスも大切。手を抜けるところは抜いて、自分にも家族にも会社にもストレスが掛からないように心がけています」

今は在宅勤務がメイン。「出社して上司と顔を合わせてのミーティングは、リモートとは違う緊張感があり有意義な時間です」

丹羽さんの一日のタイムスケジュール

ほぼテレワークで、隙間時間に家事を遂行する

毎日を頑張れるのはコレのおかげ!

「持っている家電の中で時短・活躍度No・1」

家事の救世主はドラム型の乾燥機付き洗濯機。「洗濯から乾燥まで一気に回します。洗濯物を干す、取り込むの作業がないだけで、とても楽です」

「指先の調子もよく、毎晩愛用してます」

オーガニックのネイルオイルとバームをつけるようになって、ささくれもなくなったそう。「自分の手につけた後に、子どもたちと握手
をすると、子どもたちの手も潤い一石二鳥。香りもよくて、つけるたびに癒されています」

「月に一度は家族で撮影」

フォトアプリサービスのファムは長男誕生以降続けているそう。「毎月選んだ写真を印刷して送ってくれるフォトサービス。息子でやめようと思っていたのですが、娘にもと思い、長らく続けていたら楽しくなってきました」

「子どもたちの手紙に元気をもらってます」

絵は娘、メッセージは息子がくれたもの。「文字が書けるようになって、うれしくて書いてくれた手紙。あとで飛行機を折られてしまい、取り戻しました」

撮影=大村聡志 取材・文=中村三枝子

※InRed2022年9月号より。情報は雑誌掲載時のものになります
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