妊娠中のデリケートゾーンのケアって?おりものの量が増える?【30代が知っておくべき!妊娠中・産前&産後のお悩みベストアンサー】

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妊娠中や産前&産後、30代女性が身体を整え快適に過ごすためのコツを産婦人科医・海老根先生がアドバイスします。妊娠すると身体に急激な変化が起こり、お悩みや不調が表れやすくなるもの。上手に向き合うための方法を身につけよう。

Q むくみが気になります(S・Uさん/34歳)


A 妊娠中は血液量が30%増加し、むくみやすい状態に

「妊娠中は血液の量が増加。胎児に栄養や酸素を届け、出産時の出血に備えるために水分量が増えることから、むくみやすくなります。水分の摂取を控えてしまうと、かえって血液の循環が悪くなるので、水分は積極的にとること。塩分を控えた食事をとり、切迫早産などでお腹が張っている人以外は軽い運動をして巡りをよくすることで、むくみの改善が期待できます。」(海老根先生)

Q 妊娠中、おりものの量に変化が!(T・Kさん/31歳)

A 膣内の善玉菌を増やそうとするため、おりものの量が変化します

「妊娠すると女性ホルモンの影響を受けて、おりものの量が増えます。これは、腸内や膣内に存在する善玉菌の代表ともいえる、ラクトバチルス菌という乳酸菌も増加しているということ。この乳酸菌が増えることで、膣炎や感染症などを防ぐことができるように。ただ、色やニオイが変化したり、かゆみなどのトラブルが発生したりしたら治療の必要があるので、かかりつけ医に相談しましょう。」(海老根先生)

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Q デリケートゾーンのムレやニオイ、かゆみが気になる!(E・Oさん/32歳)

A いつも以上に優しく丁寧なフェムケアで清潔を保ちましょう

「妊娠中は女性ホルモンの分泌が続くため、おりものの量が増えます。不衛生だと膣内の常在菌のバランスが崩れ、自浄作用が低下。雑菌が増えてムレやニオイ、かゆみなど多くのトラブルが表れがち。専用の洗浄料を使ったり、保湿ケアをするなど、膣や産道を清潔な状態に保つことが大切です。」(海老根先生)

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海老根真由美先生

教えてくれたのは
白金高輪 海老根ウィメンズクリニック 院長 
海老根真由美先生

埼玉医科大学大学院修了。日本産婦人科学会専門医、日本周産期メンタルヘルス研究会評議員など。産婦人科、婦人科、小児科、内科など患者の不調に寄り添い、女性一人ひとりのライフスタイルに合わせた、心と身体のトータルケアクリニック「白金高輪 海老根ウィメンズクリニック」を開院。

取材・文=渡辺麻衣子 イラスト=星 陽子

※InRed2023年12月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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