【YONA YONA WEEKENDERS】【向井太一】【MOROHA】 イマ聴きたい!新作音楽アルバムレビュー3選
ライター・吉田可奈さんが今気になる新作ミュージックをピックアップ。今回はアルバム編です。
1.『into the wind』YONA YONA WEEKENDERS
緩やかで気持ちのいいサウンドと、優しく耳をなでる歌声が魅力の彼らの新作EP。野外で聴きたくなる開放的な「シラフ」に、メロウな「眠らないでよfeat.原田郁子(クラムボン)」、心躍るバンドサウンドがピースフルな気持ちにさせるシティポップ「SUI SUI」など全5曲。
スピードスター完全生産限定盤¥2,500/6月21日発売
2.『CANVAS』向井太一
音楽シーンの流行をくみ取りながらジャンルレスな楽曲を生み出すシンガーソングライター、向井太一。軽快なトラックの上を踊るようなリリックが笑顔を生む「TRUE YOU」に、予測不能なイントロからワクワクさせてくれる「Shut It Down」など、驚きが詰まった1枚だ。
トイズファクトリー¥1,650/6月28日発売
3.『MOROHA Ⅴ』MOROHA
美しいギターのリフに乗せる核心を衝いたリリックが胸を打つ彼らの4年ぶりとなるアルバム。どうしようもない家族への想いを素直に歌う号泣必至の「ネクター」や、コロナ禍に抱えた葛藤、苦悩、愛をさらけ出した「主題歌」など、圧倒的な音楽の力を感じる名作。
ユニバーサルシグマ¥3,300/発売中
文=吉田可奈
ライター。本誌音楽ページのほか、音楽雑誌やファッション雑誌などで執筆を手掛ける。
※InRed2023年7月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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