【離婚伝説】【WurtS】ドラマを盛り上げる新星アーティストの楽曲
執筆者:吉田可奈
離婚伝説にWurtSと、ネクストブレイクアーティストが書き下ろし曲で魅せる才能に震える! 4月から始まり佳境を迎えるドラマをさらに盛り上げる楽曲が配信開始!
ドラマの世界を曲と歌詞で
より広げてくれる名曲たち
4月から始まったドラマもそろそろ佳境。今期のドラマ主題歌は、音楽ファンが唸る実力派かつネクストブレイクのアーティストを多く起用。なかでも光っていた離婚伝説とWurtSの2組を紹介します。
ワーキングマザーと、専業主婦、さらには妊活やパパの育児休暇など、令和のリアルな子育て事情を、それぞれの目線から描いたドラマ「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」。今作の主題歌を手掛けているのが、テクニカルでありながら心地よいサウンドに乗る、優しく温度を感じる歌声が魅力的な離婚伝説。本人たちは、ドラマの原作を読むことで、日々いろんな悩みを抱えながら懸命に過ごしていながら、誰かと寄り添い生きていくことの大切さを学び、聴いてくれた方が優しく温かい日々を過ごせるようにと楽曲「紫陽花」を制作。その気持ちがにじみ出るような、どんな時も自分のペースでいいんだと教えてくれる、とっても素敵な楽曲に仕上がっています。ドラマのなかでも〝紫陽花〟はキーワードとして登場するアイテム。そのリンクするところも、ドラマファンとしてはうれしいところ。
志尊淳と岸井ゆきのが出演する、展開の読めない究極の恋愛ミステリードラマ「恋は闇」。もしかしたら相手は殺人鬼かもしれない……。でも恋に落ちると冷静な判断力を失い、会いたい、信じたいと願ってしまう切実な思いを描く今作の主題歌は、作詞作曲、アレンジ、アートワークなどすべてをプロデュースする若きソロアーティストWurtSが担当。彼はこの曲に対し、葛藤の中で本当の自分を追い求めてほしいとメッセージを残し、この楽曲が自分を見つめ直し、自分の殻を破って前に進むきっかけとなってくれたらとコメント。ピアノと歪むギター、ストリングスがスリリングに絡み合う楽曲は、高鳴る鼓動を表現したかのようなビートに一気に引き込まれます。物語の緊張感をさらに加速させながらも、それでも信じたい思いを切実に表現し
ている歌詞も秀逸。あらためてドラマと一緒に楽しんでみてください。
この記事を書いた人
エンタメ系フリーライター。作詞家。シングルマザー。飼い猫の名前はデデ丸。著者本「うちの子、へん?」 「シングルマザー、家を買う」(ともに扶桑社)発売中。音楽、映画、舞台、アイドル、タイ、オタク事が得意。
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