OSHI-KATSU
奈緒インタビュー|映画『シャドウワーク』役柄への想いと撮影裏話
執筆者:長嶺葉月
映画『シャドウワーク』で主演を務める・奈緒さん。InRed10月号では奈緒さんへこの映画の見所や撮影中に監督と話したことなどをお伺いしました。
PROFILE
なお/1995年2月10日生まれ、福岡県出身。近作に、映画『傲慢と善良』『死ねばいいのに』、ドラマ「東京サラダボウル」「塀の中の美容室」、舞台「大地の子」など。公開待機作に、ダブル主演映画『シャドウワーク』(2026年9月25日公開)、主演映画『あをの情』(2027年公開)がある。初のフォトエッセイ『いつか』が好評発売中。
正しさはひとつじゃない。
揺れながら、答えを探していく
主演映画『シャドウワーク』で奈緒さんが演じるのは、夫からの暴力によって心身ともに追い詰められ、それでもなお、自分にとっての正しさを探し続ける刑事・薫。
「原作を読ませていただいたとき、書かれていることには『もしかしたら、この世界のどこかで本当に起きているかもしれない』と思わせるリアリティがありながら、しっかりとフィクションとして受け取れるところがすごく面白いなと思ったんです。それを以前にもご一緒した吉野監督が撮ると聞いて、新しい映画ができるんじゃないかなって、現場に入るのを楽しみにしていました」
作品を通して大切にしたのは、現実にある苦しさから目を背けないこと。それと同時に、観る側がその重さに押しつぶされることなく、ひとつの映画として受け止められる距離感。
「この作品自体が、見終わったあとにひとつの思考実験のように、『あなただったらどうしますか?』と問いかけるものになったらいいなと思っていました。監督ともディスカッションを重ねて、爽快さやスリルを楽しめる部分も映画の中で作っていきたいという話をしていたんです。現実に起きていることや苦しさには真剣に向き合いながら、たくさんの方に届く映画にしたいという思いがありました」
この記事を書いた人



