InRed女子の働くこと、育てること ~みんな、どうしてる?~
【医師・6歳児ママ】

「隙間時間を最大限活用して 自分の勉強時間にあてています」

 今回お話を伺ったのは、「医療法人社団 焔」のやまと診療所で医師として勤務する杉山 藍さん。プライベートでは6歳の男の子のママで、同じく医師の夫と息子、愛猫と都内で暮らす。

 板橋区にある、在宅医療を軸とするやまと診療所に勤務する杉山さん。現職に就いてもうすぐ1年となる。

「前職は大学病院の呼吸器内科で勤務していました。妊娠、出産を経て3カ月で復帰。多忙で、医局で子育てと両立するのは難しいと感じ、興味があった在宅医療へ転職しました」。初めての患者宅への訪問は緊張したそう。「患者さんのお宅へは私とアシスタントスタッフ、計3名で伺います。初めは部屋のどこに座っていいのかもわからず、戸惑いと緊張の連続でした」。検査機器も少ない現場は不便なこともあるが、学びの場でもある。「高齢化が進む日本で、在宅医療は今後の診療の要。患者さんに寄り添った診療を進めていきたいです」。

 そんな杉山さんは、6歳の男の子のママ。「健康管理の一環として、我が家は赤ちゃんの頃から19時半就寝で、睡眠をしっかり取らせています。その成果があって、息子はいたって健康、保育園もあまり休みません」。  

 子育てをしながら新しい資格取得の勉強も欠かさない。「子どもが寝た後や職場に着いてから診療までの空き時間を、勉強やレポート書きに費やしています。私が育児と仕事の両立ができるのも、同じく医師として働く夫や両親の協力があってこそ。息子には、自分の興味あることに挑戦し、のびのびと育ってもらいたいです」。

外へ診察に行く他、病院内での診察やミーティング、勉強会など仕事は多岐にわたる。「スタッフとのミーティングは大切な業務のひとつ。患者さん宅での診療をスムーズに行うために必要不可欠です」

杉山さんの一日のタイムスケジュール

「自分時間はレポートや資格の勉強にあてています」

毎日を頑張れるのはコレのおかげ!

「愛猫ちくわちゃんに癒やされる日々」

息子が名づけ親の「ちくわちゃん」。つかず離れずのツンデレ具合がたまらないそう。「私のことは、おやつとご飯をくれる人くらいにしか思っていなくて、食べ終わるとさっと離れていってしまいます(笑)。人間みたいな仕草に日々癒やされています」

「勉強の際の必需品です」

ボーズのイヤホンは勉強する時に欠かせないアイテム。「私専用の部屋が家にないので、勉強する時はこのイヤホンをします。音が遮断されるので集中できておすすめ」

「ロボット掃除機なくして掃除は成り立ちません」

「初めて使った時は、こんなに猫の毛が吸い取れるなんて!」と感動したロボット掃除機。今ではすっかり家事の戦力。「自宅に帰ってまずロボット掃除機を稼働させてから、お風呂、夕飯が我が家のルーティンです」

「息子からの手紙は宝物です」

誕生日に息子からプレゼントでもらった手紙。「息子の成長を感じる手紙は宝物。見るたびに大きくなったなと思います」

撮影=大村聡志 取材・文=中村三枝子

※InRed2023年4月号より。情報は雑誌掲載時のものになります
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