【緑のある暮らし】園芸デザイナー・三上真史さんに聞く 初心者でもできる!観葉植物を育てる4つの心得
執筆者:宝島社ムック局
暮らしに潤いをもたらしてくれる観葉植物。一鉢あるだけで癒やしを与えてくれて、おしゃれなインテリアとしても大活躍します。そんな憧れの緑のある暮らしですが、どうやって取り入れたらいいのか、枯らしてしまわないか心配という方も多いはず。
今回はNHK「趣味の園芸」講師で園芸デザイナーの三上真史さんに、緑のある暮らしを楽しむ方法をお伺いしました。
お話を伺ったのは……園芸デザイナー 三上真史さん
1983年生まれ。2011年から2021年までEテレ『趣味の園芸』で司会を務め、卒業後も講師として出演中。フラワーアレンジメントや華道もたしなみ、ガーデンコーディネーター、フラワーデザイナーの資格を持つ。YouTube「三上真史の趣味は園芸チャンネル」も人気。
【4つだけ】観葉植物を育てる心得を伝授
心得その1:その植物の生態を知る
「植物を育てるうえで一番大切なのが、「植物が元々どんな植生なのか」を知ること。人間と同じで、植物にとっても環境の変化はストレスになります。乾燥地帯原産のものなら、湿気の多い日本では通気性を良くしてあげる工夫をするなど、少しの工夫でOKです!植物は驚くほど適応力があるので、こちらが寄り添えばそれに応えてくれますよ」
心得その2:マニュアルよりもその植物の個性を見る
「寒さに弱いと思われがちなサボテンや多肉植物も、実は想像以上に寒い環境で育てることができます。植物は生き物なので、マニュアルに書いてあることよりもそれぞれの個性や特徴を見極めてあげることがとても重要なんです。もちろん同じ品種であればある程度同じ育て方で問題ないのですが、例えば水やりの頻度や量は、環境によって大きく変わります。その鉢にとってベストな方法を自分で見つけてあげるのが一番です」
心得その3:水やりの固定観念にとらわれない!
「植物を枯らしてしまう人の大半は水やりに問題があります。そのため一度”毎日水をやらなければならない!“といった固定観念を捨ててみるのも大切。中には週に1度の水やりで十分な植物も沢山あるので、是非自分のお世話の頻度に合わせて選んでみてくださいね!」
心得その4:テンションの上がるアイテムを使う
「植物のお世話も楽しむために、テンションの上がる園芸グッズを揃えるのもおすすめです。おしゃれなカラーリングのガラスポールに水を入れて土に挿しておくと自動的に灌水できる“ウォーターディスペンサー”や、1回のレバー操作で3秒間ミクロの霧が持続する“マイクロンスプレー”、スタイリッシュで実用性も高い“じょうろ”、インテリアと相性のよい鉢など、自分のお気に入りを揃えれば、お世話の時間がもっと楽しくなります!」
この記事を書いた人
世の中の“今”をフルカバーする宝島社のムック本編集部。累計700万部突破の大人気『syunkoカフェごはん』シリーズ、『2品だからうまくいく!#りなてぃ流2品献立』などのレシピムック、アイドルムック『CHEER』、ライフスタイルムック『60歳を過ぎたらひとりを愉しむ100のこと』、人気飲食チェーンFANBOOKシリーズなど、幅広いジャンルのムック本を制作しています。公式SNSでは日々最新情報を発信中。
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