簡単にできる! 自律神経を整える方法6つ【精神科専門医に聞く】
4.お気に入りの香りを見つける
嗅覚は五感の中で唯一、感情をつかさどる「大脳辺縁系」に直接届きます。だから、気分を変えるには香りを使うのが効果的。アロマテラピーでこころが安らぐのもこのおかげです。直感で「好き!」と思える香りを見つけて、ストレスを感じたら嗅いでみましょう。
5.緊張したら腹式呼吸
緊張やストレスを感じる時、呼吸は浅く、小さくなり、交感神経が優位の状態に。普段から意識的に深い呼吸をすることで、副交感神経が優位になり、体をリラックスモードに切り替えることができます。特に腹式呼吸は、こころの面にもいい影響があると報告されています。
6.背筋を伸ばして前向きに!
猫背になると、内臓が圧迫されて呼吸が浅くなり、自律神経が乱れ、こころの不調に繫がります。逆に反り腰も、骨盤のゆがみから神経を圧迫してしまうので問題。最初はきついかもしれませんが、意識的に姿勢を整え、少しずつ正しい姿勢でいる時間を増やせるようにしましょう。
アドバイスをくれたのは…
ともクリニック浜松町院長 福永伴子先生
医学博士、ともクリニック浜松町院長。1994年順天堂大学医学部医学科卒業後、複数のクリニックで診療経験を積み、2011年に精神科・心療内科として、ともクリニック浜松町を開院。日本精神神経学会精神科専門医、日本医師会認定產業医。
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illustration=Ai Ii
※InRed2023年7月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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