【安田美沙子さん×医師対談】忙しすぎるのも不妊の原因?不妊治療はパートナーとの協力がマスト!
執筆者:InRed編集部
妊活や不妊治療って実際どんなことをするの? パートナーと取り組む不妊治療について、男性不妊についてなどタレントの安田美沙子さんと産婦人科医の岡田有香先生に語ってもらいました。
対談したのはこのお二人!
タレント
安田美沙子さん
俳優、タレントとして活躍。現在は2児の母。趣味はランニングで、数々の大会に参加。食育インストラクター、健康食コーディネーターなどの資格を取得。
岡田有香先生
グレイス杉山クリニックSHIBUYA院長。2014年聖路加国際病院に入職、出産や不妊治療に関わる。2021年から杉山産婦人科でも不妊治療を学ぶ。妊活関連の情報をインスタグラムで発信中。
@dr.yuka_okada
体外受精は年間55万件
多くの方が挑戦している
岡田:2022年の4月から不妊治療の保険適用が始まったんですけど、そこで大きく変わったのが、保険適用で体外受精を始める時は、必ずパートナーも同席するようになったんです。ご主人がなかなか来院できないという方が多かったのですが、ここ1〜2年でようやくパートナーと来られる方が増えましたね。
安田:やっぱり二人のことっていう意識が高い方がいいですね。
岡田:そうですよね。そこをちゃんとパートナーも理解して、一緒に取り組むことは大切だと思います。原因としては、男性不妊も半分ぐらいありますしね。
安田:結構多いですね。
岡田:現代人は忙しすぎて、射精の回数が減っているんですよね。1週間溜めた精子は運動率が悪いので、ベストなタイミングであっても妊娠にたどりつかない場合も多いです。
安田:知らなかった〜! 私は子宮内膜症の治療のためにピルを飲んでいたので、妊活のために服用をやめて、タイミング法を試したのですが、そもそもタイミングを合わせるって難しいですよね。
岡田:そうですね。やっぱり自分の生理周期をちゃんと記録して、排卵日をある程度予測できるようにしておくのが大事です。週に1回タイミングを持っていても、排卵日じゃなければ、その月はチャンスがなくなってしまうので。
安田:そうですよね。私のまわりだと、不妊治療や体外受精をしている人って、けっこういるんですが、先生のクリニックでも増えていますか?。
岡田:働く女性が増えているので、不妊治療でないと授かれないという人は増えていますね。卵子の数は限られているので、パートナーがいなくても30代に入ったらAMH検査で卵子の在庫を調べてもいいかもしれません。さらに35歳が近づいてきたら、卵子凍結という選択肢も。卵子凍結の推奨年齢は36歳未満というガイドラインがあって、東京都の卵子凍結の助成金は 39歳までは適応になるので、そこが一つ年代的には考えるポイントかなと思います。
この記事を書いた人
「35歳、ヘルシーに!美しく! 」をテーマにしている雑誌『InRed(インレッド)』編集部。 “大人のお洒落カジュアル”を軸に、ファッションや美容はもちろん、ライフスタイル全般を網羅。公式ウェブサイト『InRed web』ではライフステージの変化の多い世代ならではの、健康、お金・仕事、推し活に関する情報を発信。お洒落で楽しい毎日に役に立つヒントをお届けしています。
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