【岩渕真奈さん】引退の理由は「自分がベストな状態でいられなくなっていると思ったから」
執筆者：InRed編集部
昨年９月に引退してから半年あまり。生活はどのように変わったのでしょうか。
「選手時代とは打って変わって、運動をまったくしなくなりました。少し動くと疲れます（笑）。あんなに激しく動いていたのに不思議ですね。
現在は、サッカー番組のMＣや解説などテレビの仕事のほか、スポーツイベントなどにも参加しています。また、多くの人たちにスポーツを通して人生を豊かにしてもらいたいと、元レスリング選手の登坂絵莉さん、テニスの穂積絵莉選手と３人で一般社団法人も立ち上げました。スポーツってただ勝ち負けだけでなく、できなかったことができるようになるよろこびや、仲間を作ることの楽しさもあることを、子どもたちに伝えたいんです。楽しみながらスポーツに触れてもらえれば……。また、障がい者サッカーについても、知られていないことが多いので、広めていきたいと思っています」
引退の理由は“自分がベストな状態でいられなくなっていると思ったから”。
「落ちていく一方なのにしがみつくのではなく、楽しくなくなってしまわないうちにやめようと思ったんです」
そう語るように、岩渕さんの言葉にはたびたび楽しさについての話が出てきます。
「楽しいことが大好き。やるからには何でも楽しくやりたい、とも思っています。サッカーも、もともと選手になりたくて始めたのではなく、ただサッカーをするのがあまりに楽しくて、その結果選手になれたんです。楽しいから頑張れるし、楽しいから努力できることがたくさんある。そのことを子どもたちにも知ってほしいし、楽しいと思える何かを見つけてほしいと思いますね」
この記事を書いた人
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