
OSHI-KATSU
【山田裕貴】映画『木の上の軍隊』インタビュー「何げない日常がどれだけ大切なのか改めて感じることができる作品」
執筆者:杉嶋未来
最新作『木の上の軍隊』では沖縄出身の新兵を熱演し、そのピュアなまなざしが印象的な山田裕貴さん。作品への思いを伺いました。
Profile
山田裕貴
やまだ・ゆうき 1990年9月18 日生まれ、愛知県出身。2011年俳優デビュー。主な近作に映画『東京リベンジャーズ』『ゴジラ-1.0』、月9ドラマ「君が心をくれたから」などに出演。主演映画『ベートーヴェン捏造』(9 月12日)、『爆弾』(10月31日)が公開待機中。
日常や命の尊さを伝えるエンターテインメント作品
最新作は、終戦に気づかないまま2年間も木の上で生き抜いた二人の日本兵の実話に着想を得た、同名舞台劇の映画化となる『木の上の軍隊』。
「実在の方々の心境に触れたり、そのままを知ることを大切にしました。体も絞るために、干し芋や豆腐と納豆メインの食生活を送りました」
演じるのは、沖縄出身の新兵・安慶名セイジュン。W主演をともに飾る堤真一さんが演じる山下一雄少尉と安慶名の関係性が大きな見どころになっている。
「宮崎から派兵された山下と沖縄生まれの安慶名は、育ってきた環境も教育もまるで違う。その二人が最後には少しずつ交わっていく。価値観を押しつけ合わず、互いの自由を尊重し合ったからできたことだと思います」
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