OSHI-KATSU
『ボーイフレンド』出演で話題の【Dai Shun】が明かす、影響を受けた本
執筆者:InRed編集部
InRed世代に読んでほしい書籍をご紹介!今回は、『君と僕の答え合わせ』(イースト・プレス)を発売した、Dai Shunさん推薦の2冊です。
「人間関係」や「表現力」に新たなヒントをくれた本
『デンマーク人はなぜ会議より3分の雑談を大切にするのか』は、人間関係に悩んできた私の心に深く刺さる一冊でした。会議のように構えた場より、日常の何気ない雑談こそが、相手を理解し信頼関係を築く鍵だと気づかされました。真剣な話し合いでは緊張から本音が出にくく、言葉を選びすぎて伝わらないこともあります。でも、普段の会話からこそ相手の関心や悩みが自然に見えてくる。だからこそ、気軽に声をかけ合える環境が、チームにも人間関係にも必要不可欠なのではないかと強く思わされました。凄い人である必要はない、というメッセージもまた私の心を軽くさせました。(中井 大)
私は表現力が弱く、心に積もることをうまく言葉にできません。そのため、『光のそこで白くねむる』の作者の鋭い着目点に驚きました。些細な事象も詳細に書かれており、自分の行動や思考が言語化される瞬間が何度もあり、語り手が過去の出来事に確信を持てずに記憶が曖昧に揺れている描写に共感しました。物語の中程から、語り手は10 年ぶりに故郷を訪れ、亡いはずの幼なじみ「キイちゃん」の声を追いながら、昔の記憶や風景と向き合います。しかしその記憶は曖昧で、本当にあった出来事なのかもわからない。死の真相など、その不確かさがリアルで物恐ろしさを感じました。(中西 瞬)
この記事を書いた人
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