【横浜流星】映画『国宝』インタビュー「吉沢亮くんは以前共演した時も、今回も親友役。運命的です」
執筆者:杉嶋未来
自身とは正反対の役を理解して愛した
歌舞伎の世界で育ち、歌舞伎役者になることが運命づけられている俊介と、任侠の家に生まれながら、芸の道に人生のすべてを捧げる喜久雄。「二人の生き様を見てほしい」と横浜さん。
「俊介は、自分に甘く、弱さを直視できずに逃げてしまう。僕とは正反対でむしろ苦手なタイプです(笑)。でも、演じるうえでそんな彼を理解して、愛しました。そして李監督の演出のおかげで、生身の人間がそこにいたと思います。毎回、代表作だと思って挑んでいますが、今回は特に、日本人である自分たちが、日本の伝統芸能を届けられる機会になりました。多くの方に見てもらいたいです」
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『国宝』
李相日監督が『悪人』『怒り』に続いて吉田修一の小説を映画化。任侠の家に生まれながら類いまれな美貌を持つ喜久雄(吉沢亮)、歌舞伎名門出身の俊介(横浜流星)。二人の若者が挑む歌舞伎の世界、歌舞伎役者として芸の道に人生を捧げた喜久雄の激動の50年を描く。全国東宝系にて公開中。
©吉田修一/朝日新聞出版
©2025映画「国宝」製作委員会
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Photograph=Takumi Taniguchi〈Pigmy Company〉
Styling=Go Negishi〈THE Six〉
Hair&Make-up=Akihito Hayami〈CHUUNi Inc.〉
Text=Miku Sugishima
※InRed2025年7月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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