【WEST.小瀧 望】ミュージカルで日本版ブラピを演じる「死神として、プリンスとして生きる2日間の休暇を楽しんでほしい」【インタビュー】
執筆者:杉嶋未来
難しいけど、自然と立ち向かっていきたくなる楽曲の数々
楽曲も多く、しかもクラシカルな歌唱方法であるため、WEST.のライブが続く中でのレッスンは切り替えが大変だが、楽しんでもいるという。
「死神一人で歌ったり、誰かと一緒にハッピーな歌を歌ったり、人間と死神の狭間という気持ちで歌ったり、1曲1曲たっぷり歌いますし、シリアスからコメディまで曲の幅が広い感じがします。歌も難しいですが、歌っていて楽しいですし、自然と立ち向かっていきたくなるような魅力があります」
21年に舞台『エレファント・マン』での演技が評価され、読売演劇大賞で杉村春子賞を受賞している実力派。難役であるほど、どんな演技を見せてくれるのか楽しみだ。
「クラシカルで美しいラブコメディになると思います。生きるとは、死とは何か。楽しさとか、愛とは何か。死神にとって不思議なことだらけなんですよね。人間は殺し合うのに、なぜまだ死にたくないと言うのか。なぜ見つめ合って喧嘩しだす人もいれば、キスする人もいるのか。死神が、人間とは一体何か学んでいく物語です。僕が死神として、プリンスのサーキとしていろんな表情を見せながら生きる2日間の休暇を楽しんでもらえたらうれしいです」
Information
ミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY』
舞台は2011年にオフ・ブロードウェイで初演、日本では23年に宝塚歌劇団月組で上演。演出は宝塚版に続き、生田大和が手掛ける。9月28日~10月20日東急シアターオーブ、11月5日~16日梅田芸術劇場メインホールにて上演。
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Photograph=Chihiro Tagata Styling=Yuya Murata〈SMB International.〉 Hair&Make-up=Yuka Inoue Text=Miku Sugishima
※InRed2024年10月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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