【30代女子必見アート】たくましい女性画家が描く『印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵』が開催中

執筆者:林 綾野

印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵

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キュレーター・アートライターとして展覧会企画や、美術書の執筆を手がける林綾野さんが紹介するアート情報。今回は、東京都美術館で開催中の『印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵』をピックアップします。


女性ならではのセンスを活かした新たな表現への挑戦

 東京都美術館では「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」が開催中。印象派のコレクションで名高いボストン近郊のウスター美術館所蔵の作品を中心にモネやルノワール、コローなどの名品が並ぶ。さらにメアリー・カサットなどアメリカ印象派の作品も見られ、印象派の与えた影響がいかに大きかったか実感できる。

 カサットは女性ならではのセンスを活かしながら新しい表現に挑戦した。作品と共にそんな力強い彼女たちの姿も見つめてみたい。

印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵メアリー・カサット《裸の赤ん坊を抱くレーヌ・ルフェーヴル(母と子)》1902-03年 油彩、カンヴァス ウスター美術館 Museum Purchase, 1909.15/Image courtesy of the Worcester Art Museum

This exhibition was organized by the Worcester Art Museum

期間/開催中。4月7日(日)まで
休館日/月曜日(ただし3/11、3/25は開館)※土曜・日曜・祝日及び4月2日(火)以降は日時指定予約制(当日空きがあれば入場可)
住所/東京都台東区上野公園8-36
会場/東京都美術館
電話/050-5541-8600(ハローダイヤル)

文=林綾野

※InRed2024年3月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。
※新型コロナウイルスなどの影響により、イベント内容の変更、開催の延期や中止の可能性があります。詳細は各お問い合わせ先にご確認ください。

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この記事を書いた人

キュレイター、アートライター。展覧会企画、美術書の執筆を手がける。画家の創作への想いや食の嗜好などを研究、紹介し、美術鑑賞をより身近なのとして提案。近年手がけた展覧会「おいしい浮世絵展」「堀内誠一 絵の世界展」「柚木沙弥郎life•LIFE展」「谷川俊太郎絵本百貨展」など。主な著作は『フェルメールの食卓』『ゴッホ 旅とレシピ』、『ぼくはクロード・モネ』(講談社)、『浮世絵に見る江戸の食卓』(美術出版社)など。

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