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OSHI-KATSU

【インタビュー】俳優・奈緒が語るキャリア論|壁を乗り越え、つらさを「話して昇華する」方法

執筆者:長嶺葉月

InRed10月号でカバーを務めてくれた俳優・奈緒さん。俳優としてのキャリアを積み上げていく中で増えてきた難しい役。その中で、個人としての向き合い方、また偶然知ることができた自分の特徴などを伺いしました。

心にため込みすぎない。
言葉にして、水に流して整える

近年、社会性のある作品や、決して軽やかとはいえない役柄を演じる機会も多くなってきた奈緒さん。

「この作品(映画『シャドウ・ワーク』)の撮影中、誰かが家に来る夢を見て飛び起きたことがあったんです。ドアを激しく叩かれたような気がして、ハッと目が覚めて。『これはきっと、薫さんの精神状態なんだろうな』って。そういうときは現場に行ってスタッフさんたちに『聞いてくださいよ。昨日こんなことがあって……』と話すんです。『怖いね〜』『怖いですよね』と聞いてもらっているうちに、その怖さが流れていく。私はたぶん、話すことで自分の中から昇華しているんですよね」 

怖かったことも、つらかったことも、自分の中で膨らんでしまう前に言葉にする。それが、いつの間にか奈緒さんの習慣になった。

「もうひとつは水がある場所に行くこと。川のように、なるべく静かに水が流れている場所にいると心が落ち着きます。日常の中なら、お風呂が大切な時間。湯船につかって、思いっきりため息をついてみたり、独り言を言ってみたり。水の音や流れを見ていると、自分の中にあるモヤモヤも一緒に流れていくような気がするんです」

この記事を書いた人

ファッションや美容、ライフスタイルを切り口とした著名人へのインタビューで数々のファッション誌を中心に活躍。3度の飯と同じくらいネコが好き。

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