30代からの海外留学! ライター黒田のデンマーク生活
Vol.3 デンマーク第二の都市「オーフス」へ小旅行
執筆者:黒田英利
2.このために行く価値アリ!「アロス・オーフス美術館」
オーフスといえばアロス!というくらい有名な、北欧最大級の現代美術館。屋上にはレインボーの丸い展望台があって、ランドマーク的な存在です。作品数は膨大ですが、どれも質の良さを感じるというか、常設も企画展も一つ一つ見応えがあってどこもスキップできず、4時間かけて回りました。これまで旅先で訪れた美術館ランキングでも確実にベスト3以内!
建物の中は天井から日が差し込む真っ白な空間。大きな螺旋階段が印象的です。
ちなみに私が行った時の企画展は、抽象画で有名なデンマークの画家、リチャード・モーテンセンの展示と、イラン出身のアーティスト、ソヘイラ・ソカンヴァリがイランの女性活動家たちを描いたポートレイトの展示でした。0階にはさまざまなアーティストのインスタレーションを展示している空間があり、これがまた最高に楽しくて、普段アートに興味がないという人でもワクワクすると思います。
レインボーパノラマは外から見るとこんな感じ。ちなみにこの作品「Your rainbow panorama」は日本でも人気のアーティスト、オラファー・エリアソンによるもの。他にも彼のインスタレーションや立体作品の展示がありました。
中から見るとこんな映え空間が。街のパノラマに各色のレイヤーがかかってなんとも不思議な眺め。
この美術館のシンボル的作品、彫刻家ロン・ミュエクの「BOY」はやはり圧倒されました。巨大なのにディテールがリアルすぎて、動き出したらどうしようと少し恐怖を感じるほど。
平日で人もまばらだったので、アンディ・ウォーホルを独り占め!
ステッカーにしてスマホケースに入れたくなるようなお気に入りの作品に出合えるはず。
アート好きなら特に、コペンハーゲンからはるばる訪れる価値のある美術館だと思います。カフェやミュージアムショップも充実していて一日中楽しめそう。
この記事を書いた人
くろだ えり/大学卒業後、InRed編集部で10年エディターとして勤務し、2024年1月からデンマークでの生活をスタート。ライターとしてはまだまだ駆け出しですが、ミーハー魂で頑張ります!
Instagram:@erikuro21