30代からの海外留学!ライター黒田のデンマーク生活
Vol. 2「カルチャーショックを感じたこと」

執筆者:黒田英利

4.別荘を持つのは当たり前?

 初めの頃は、休暇をどこで過ごすのかという話題で「サマーハウス(別荘のこと)に行く」と聞くと、「えぇ!お金持ちなんだ!」と思い込んでいたのですが、デンマークではわりと普通のことだそう。別荘を持っている人口は日本の10倍というデータも!

 先日のイースター休暇では、コペンハーゲンから南へ車で2時間ほどいったところにある、Væggerløseという別荘エリアを訪問、友人のサマーハウスに滞在させてもらいました。

一面ガラス張りで光が降り注ぐリビングは、まさに夢のような空間。憧れの暖炉も!一面ガラス張りで光が降り注ぐリビングは、まさに夢のような空間。憧れの暖炉も!

 白い砂浜のビーチや、写真のような自然が目と鼻の先という贅沢なエリア。軽井沢などと比べると建物同士の距離感はやや近めで、散歩するといろんな別荘を見れるのが楽しかったです。

さまざまな種類の野鳥を観察できる自然保護区。デンマークは山が一つもないので、どこまでも続く水平線的な風景が定番。さまざまな種類の野鳥を観察できる自然保護区。デンマークは山が一つもないので、どこまでも続く水平線的な風景が定番。

敷地内にプライベートサウナがあるお家も珍しくないとか。敷地内にプライベートサウナがあるお家も珍しくないとか。

 ただこういった大きなサマーハウスだけでなく、「Kolonihave(コロニヘーヴ)」という小さな小屋と庭がセットになったものを田舎に持つ人も多いそう。これは都市部に暮らす人が、休みの日に家庭菜園やガーデニングを楽しむための空間。なので別荘というよりかは庭がメインで、建物は小さめ。車でそのエリアを通ったことがありますが、小さいながら可愛らしい建物で、居心地もよさそうでした。デンマーク語で有名な「ヒュッゲ」もそうですが、こちらの人はオフの楽しみ方をたくさん持っているのが素敵だな〜といつも思います。

 こちらに来て印象的だったことをご紹介してみました。他にも信号がすぐ変わるしチカチカしないからとても厄介!(都会の一部の信号はカウントダウンしてくれる)とか、学校でわきや腕、すねの毛を剃らない女の子が多い!とか、細かいカルチャーショックはたくさんあります。特に来る前は、北欧やヨーロッパとひと括りにしていたけど、それぞれの国の国民性やカルチャーの違いには日々驚きの連続。またそんなお話もできれば嬉しいです。ではまた。

 Vi ses!

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この記事を書いた人

くろだ えり/大学卒業後、InRed編集部で10年エディターとして勤務し、2024年1月からデンマークでの生活をスタート。ライターとしてはまだまだ駆け出しですが、ミーハー魂で頑張ります!

Instagram:@erikuro21

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