東京五輪体操ゆかで銅メダル!【村上茉愛】しなやかボディで「ヴァレンティノ」を着こなす
新しいことを吸収できる毎日が信じられないくらい楽しい
現在は日体大の体操競技部のコーチを務め、この道を選んだ理由と手応えをこう話します。
「私が東京五輪で銅メダルを取ったのは、1964年の東京大会以来でしたし、世界選手権での成績を見ても日本の体操女子の成績は振るいません。それを思うと、経験してきたものを伝えていくのが、自分の義務だと感じました。指導者になるには資格が必要なので、来年のパリ五輪までは勉強に集中します。始まったばかりですが、教えている選手が成果を出せたらやりがいを感じますし、自分とは違う考えを持つ選手に気付かされることも多くて面白いです」
そのほかにもテレビ番組での解説や取材など、体操とは全く違うことに挑戦する機会も急増。
「毎日新しいことを吸収している感覚です。練習が本当に厳しかったので、それを思えばどんなことも楽しい。ポジティブな性格なので、辛いこともかき消して進んでいけるんです。こんなに楽しくていいのかなと思うくらい幸せです」
心が沈んだ時は、グランピングとドライブで気分転換。スカイダイビングは体験したので、次はバンジージャンプに挑戦したいとも。
「冒険が好きで、行くぞ!って気持ちが高まるものには挑戦したくなります。やりすぎはよくないですが、なんでも恐れずにやりたいです」
Photograph=TISCH〈MARE.inc〉 Styling=Arisa Takeda Hair=TETSU〈SIGNO using for uka products〉 Make-up=MICHIRU〈3rd〉 Text=Harumi Yasuda
※InRed2023年8月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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