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OSHI-KATSU

【2月・3月公開映画】放送作家・町山広美が厳選!この春注目の映画2選!

執筆者:InRed編集部

 『しあわせな選択』は、約30年前のアメリカの小説「斧」をパク・チャヌク監督が映画化。製紙工場の技術者が失業、再就職を目指しライバルを次々殺していくブラックコメディだ。
 
 映画の原題は「仕方ない」。他の選択肢に意識が届かず、殺しては「仕方ない」と言い募る。そんな主人公マンスを、失業者にしては華がありすぎるイ・ビョンホンが演じる。共感を頼まず、物語で楽しませる企みだ。監督お得意の歌謡曲はじめ、様々な象徴をちりばめて賑やかに殺人を描く。
 
 就活で競うほど自分と共通点がある人物を殺すうち、マンスは壊れていく。競争から逃れられない人間の滑稽さ。ビリオネアたちが「競争はしない、独占するのだ」と勝ち誇るのとは好対照だ。彼らはやがてAIで、人々の仕事そのものを奪うだろう。
 
 「仕方ない」と自己完結するマンス、エコー・チェンバーに囚われたテディ。自家中毒の牢獄から自分を救い出さないと、滅亡はもう目前だ。

この記事を書いた人

「35歳、ヘルシーに!美しく! 」をテーマにしている雑誌『InRed(インレッド)』編集部。 “大人のお洒落カジュアル”を軸に、ファッションや美容はもちろん、ライフスタイル全般を網羅。公式ウェブサイト『InRed web』ではライフステージの変化の多い世代ならではの、健康、お金・仕事、推し活に関する情報を発信。お洒落で楽しい毎日に役に立つヒントをお届けしています。

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