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【ライター吉田可奈の音楽予報】2026年、心の琴線を震わせる2組|「リュックと添い寝ごはん」と「TOOBOE」が描く愛と毒の旋律
執筆者:吉田可奈
次々とムーブメントが生まれていく音楽業界。2026年、さらに輝くことが期待できるリュックと添い寝ごはんとTOOBOEの2組が待望のニューアルバムをリリース!
中毒性のあるサウンドと
物語性のある歌詞
毎年さまざまな音楽ムーブメントが誕生する中、今年も勢いのある才能がメジャーシーンで花を開こうとしています。そこで、多くの人に愛されるであろう注目の2組を紹介します。
まずは、聴けば心を動かしてくれるポップさ、キャッチーさで魅了する“リュックと添い寝ごはん”。これまでも、世代を問わず聴き心地のいい楽曲を制作するその能力と、優しくて芯のある歌声が話題となり、ドラマ「みなと商事コインランドリー2」のエンディングテーマや、カロリーメイトのタイアップソングなどを手がけてきました。そんな彼らがニューアルバムで提示したのは、日々の生活の中で抱く、さまざまな「愛」の形。そのテーマを体現したタイトルの「Life is beautiful」では、100年経っても恋をし続けることを誓った芯のあるラブソング。そのほか、自分を愛する大切さを歌う「会社員」や、どんなに好きでいても叶わない切なさをポップに歌い上げる「敵いませんかね」そして、愛のあるべき姿をしっかりと言葉にして歌う「ネットルーザー」など、どれも世代を問わず心に刺さる曲ばかり。とはいえ、軽快なメロディだからこそ、何度も聴きたくなる絶妙なバランスなのもさすがです。
TOOBOEと書いて“トオボエ”と読む、音楽クリエイター“john”によるソロプロジェクトは、独特の世界観を持つクールなサウンドと、日本語の持つ美しさ、強さを反映させた文学的な歌詞がクセになるアーティスト。少し渋みのある歌声がまた楽曲の世界を広げてくれます。待望の2ndアルバムには、インストのデジタルサウンドから一気に心を奪われる「ここが地獄じゃあるまいし」や、紫今を迎え、ビートの上を舞うように虚しさとそれを超える愛おしさを哀愁漂う歌声で掛け合う「jewel feat. 紫今」など、幅広い世界観の楽曲で楽しませてくれます。
さまざまなジャンルを飲み込み、自分たちが信じるサウンドに昇華させた中に、映像的、小説的な歌詞世界を乗せた彼らはジャンルやスタイルは違えど、音楽ファンの心を動かす力を持っています。ぜひ聴いてみてください。
この記事を書いた人
エンタメ系フリーライター。作詞家。シングルマザー。飼い猫の名前はデデ丸。著者本「うちの子、へん?」 「シングルマザー、家を買う」(ともに扶桑社)発売中。音楽、映画、舞台、アイドル、タイ、オタク事が得意。
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