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佐久間大介(Snow Man)、内田組で掴んだ「映画芝居の真実」。『ナイトフラワー』で「嘘がつけない」俳優の葛藤
執筆者:杉嶋未来
アイドルグループ、Snow Manのメンバーとして絶大な人気を誇り、俳優としても着実に評価を高める佐久間大介さん。『マッチング』に続いて2度目のタッグとなる内田監督の最新作『ナイトフラワー』への熱い思いを語る。
Profile
佐久間大介
さくま·だいすけ 1992年7月5日生まれ、東京都出身。2012年Snow Man結成。メンバーとして音楽活動を行う傍ら、俳優·声優として活躍。俳優としての出演作に映画『おそ松さん』『マッチング』など。声優としては、TVアニメ「キミとアイドルプリキュア♪」など。2026年公開予定の『スペシャルズ』で主演を務める。
恩師、内田監督のもと
俳優として新境地を開拓
内田英治監督作『ナイトフラワー』は、借金取りに追われる母親·夏希(北川景子)が子どもたちの夢をかなえるため危険な世界へと足を踏み入れていく姿をスリリングに描き出すヒューマンサスペンス。佐久間さんの内田監督作品への出演は、『マッチング』に続く2作目。さらに来年公開の初単独主演作『スペシャルズ』でもタッグを組むなど、信頼関係は深い。
「辛い人生の中でも、自分たちなりの幸せを模索しながら成長していく物語。そんな作品に出演できて本当にうれしかったです。内田監督は、僕が映像作品で演技をする場所を作ってくださった恩師だと思っています。少しでも恩返しができたらという思いで挑みました」
演じるのは、ドラッグの密売に手を染める主人公、夏希のボディガードとなる多摩恵(森田望智)の幼なじみで、彼女に密かに思いを寄せる青年·池田海。ドラッグ密売の世界と多摩恵たちを結びつけてしまったことに苦しみながら、彼女をひたむきに守ろうと奔走する青年だ。
「海は多摩恵がすべてのような子で、彼女を一番幸せにしたいと思っています。恋愛感情もあると思いますが、それよりも家族になりたかったんだと思います。この子を幸せにできたらいいなって思っている存在。子どもの頃、親がいなくなった時から一緒にいて、辛い時期を支え合ってきた。彼女と一緒にいられたらいいなってずっと思っていたんだろうなって」
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