OSHI-KATSU
【池松壮亮】映画『オリバーな犬』インタビュー「オダギリさんは日本の映画史、俳優史においても特別な方だと思っています」
執筆者:杉嶋未来
人気シリーズの映画化に挑む池松壮亮さん。日本映画界を支える実力派俳優が語る、映画への深い愛情と素顔の自分とは。
Profile
池松壮亮
いけまつ・そうすけ 1990年生まれ、福岡県出身。近作に映画『斬、』『宮本から君へ』『ちょっと思い出しただけ』『シン・仮面ライダー』『白鍵と黒鍵の間に』『ぼくのお日さま』『本心』など。来年度大河ドラマ「豊臣兄弟!」で、豊臣秀吉役を演じる。
オダギリジョーがつくり出す
奇妙で自由な世界観の作品
「この作品の世界にまた帰ってこられたことが、本当にうれしいです」
池松さんがそう語るのは、『THE オリバーな犬、(G o s h!!)このヤロウ MOVIE』のこと。オダギリジョーさんが脚本・演出・編集・出演を兼任する人気ドラマシリーズが、映画化される。
「オダギリさんは、日本の映画史、俳優史においても特別な方だと思っています。その背中を見ながらたくさんのことを学んできました。これまで多くの刺激とインスピレーションをいただいてきました。そして何よりこのシリーズにおいて、映画化というところまで付き添うことができて、うれしく思っています。この世界の住人として、ここまで一緒にこられたことが幸せです」
池松さん演じる鑑識課警察犬係に所属する警察官の一平。なぜか彼には〝犬の着ぐるみを着たおじさん〞に見えてしまう、オダギリさん演じる警察犬オリバーが、不可解な事件に巻き込まれてゆく。
「大好きな作品ですし、今回の現場もみんな撮影を楽しんでいました。馬鹿げたことに夢中になりながら、真剣な大人たちが遊んでいる感覚があって。そういう人が集まって、他の作品では体験できない物づくりができる場所だと感じます」
この記事を書いた人