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水沢林太郎

OSHI-KATSU

【水沢林太郎】映画『この夏の星を見る』インタビュー「完成した作品を見て報われたような感覚になりました」

執筆者:杉嶋未来

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素直な言葉ににじむ真っすぐさと優しさ。俳優・水沢林太郎さんが、映画『この夏の星を見る』の作品を通して感じた葛藤や喜びを語る。

Profile

水沢林太郎

みずさわ・りんたろう 2003年2月5日生まれ、埼玉県出身。2017年俳優デビュー。2019年よりファッション誌『MEN’S
NON-NO』の専属モデルとしても活躍。近作はドラマ「ビリオン×スクール」「なんで私が神説教」、大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」など。

水沢林太郎

マスクをしたまま演じた青春の葛藤と成長

 水沢さんの最新作は、映画『この夏の星を見る』。2020年のコロナ禍で部活動を制限された中高生たちがリモート会議を駆使して日本各地でつながり、望遠鏡で星を捉えるスピードを競う「スターキャッチコンテスト」に挑む姿を描く。

「あの時間から遠ざかっていた感覚があり、コロナ禍のことをはっきり思い出せなくなってきているのが少し怖いなって。当時のことを演じること、マスクをしながらの演技、リモートで天体観測をするシーンの撮影など、難しさがありました」

 演じるのは、天体に熱意を向ける高校2年生の飯塚凛久。

「真面目で真っすぐな人だと思いました。喜怒哀楽が強く出るわけではなく、凛久はとても純粋。それは学生の時にしか出せない世界観でもあるし、凛久自身が持っているもの。そこをどう見せていくかも課題でした」

 コロナ禍における若者たちの葛藤と成長が胸に迫る。

「撮影の仕方が特殊だったこともあり、『これはどうなるのかな』と、少し心配なまま撮影が終わってしまって。また、僕は茨城のチームだったので、東京や五島のチームのことはわからなかった。でも、完成した作品を見て報われたような感覚になりました。一本の作品になった時、全員が主人公に見える素敵な映画だと感じて。作品の一人として自分も存在できた喜びがありました」

この記事を書いた人

舞台の制作を経てライターへ。女性誌、インタビュー誌、劇場用パンフレットやwebサイトで音楽、映画、舞台、ドラマなどエンタメ系のインタビューやレポートを執筆。著書に『ぜんぶ! 海外ドラマ』がある。

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