【吉岡里帆】が語る『アイスクリームフィーバー』『Gメン』―キャリアを重ねてもなお新鮮な経験
今夏2作品が公開する俳優・吉岡里帆さん。“キャリアを重ねてもなお新鮮な経験となった”という、撮影現場でのことを語ります。
PROFILE
よしおか・りほ/1993年1月15日生まれ。京都府出身。直近の作品に、映画『ハケンアニメ!』『島守の塔』、ドラマ「神の手」など。今後、11月4日(土)より紀伊國屋ホールで上演されるCO COON PRODUCTION 2023『ガラスの動物園』『消えなさいローラ』の上演を控える。
自分の中の固定概念が覆される感覚の撮影
「映画『アイスクリームフィーバー』は、アートディレクターとして活躍する千原徹也さんの初めての監督作品になります。共演するのは、モトーラ世理奈さん、水曜日のカンパネラの詩羽さんなど、様々な場所で活躍している魅力的な女性たち。現場のスタッフの皆さんは、普段はファッションやデザインの現場で活躍されている方が多かったので、撮影も本当に自由で新鮮。『こんな風に撮るんだ!』と自分の中の固定概念が覆される感覚でした。知らないうちに凝り固まっていたものを壊しながら、千原さんを中心にしてみんなで作り上げていった映画です」
映画『アイスクリームフィーバー』
芥川賞作家・川上未映子の短編小説「アイスクリーム熱」を原案に、世代の異なる4人の女性の思いが交錯する姿をつづったラブストーリー。主演に吉岡里帆、アートディレクターの千原徹也が初メガホンをとった。2023年7月14日(金)より公開。
©2023「アイスクリームフィーバー」製作委員会
他の作品では見たことがないほど振り切ったお芝居の連続
「一方、8月に公開される映画『Gメン』は岸優太さんの初主演映画。みんなが岸さんを盛り上げようとする明るくて愛にあふれた現場でした。誰もがどれだけボケられるかを競い合い、他の作品では見たことがないほど振り切ったお芝居の連続(笑)。私は出演者の方々に暴言を吐くシーンが多い役なので、『なんてことを言うんだ!』とファンのみなさんに怒られないだろうか……と、そこだけが心配です(笑)。現場では、岸さんの愛され力がすさまじく、そのムードは映画にも表れていると思います」
映画『Gメン』
問題児ばかりが集う男子校に転入してきた主人公が仲間たちと全力で生きる姿を描く青春エンターテインメント。主演に岸優太、監督は「おっさんずラブ」シリーズの瑠東東一郎。2023年8月25日(金)より全国にて公開。
配給:東映 ©2023「Gメン」製作委員会 ©小沢としお(秋田書店)2015
モデル=吉岡里帆 撮影=長山一樹(s-14) スタイリング=NIMU(まきうらオフィス) ヘア&メイク=福岡玲衣(TRON) 取材&文=長嶺葉月
※InRed2023年7月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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