【奥平大兼】映画『か「」く「」し「」ご「」と「』で魅せる!純度100%の青春ラブストーリー!撮影秘話&見どころを語る!

執筆者:杉嶋未来

儚さと繊細さ、みずみずしさを併せ持つ若手実力派、奥平大兼さん。純度100%の青春を描く映画『か「」く「」し「」ご「」と「』について聞きました。

Profile:奥平大兼
おくだいら・だいけん 2003年9月20日生まれ、東京都出身。2020年、映画『MOTHER マザー』で俳優デビューし、数多くの映画新人賞を獲得。その後、多数の話題作に出演。近作は、日曜劇場「御上先生」。

同年代の共演者たちからたくさんの刺激をもらった

 今冬、日曜劇場「御上先生」での好演が話題になった奥平さんの最新作は、『君の膵臓をたべたい』の、住野よるの同名小説の映画化『か「」く「」し「」ご「」と「』。“少しだけ人の気持ちが見えてしまう”男女5人の、純度100%の青春ラブストーリー。引っ込み思案で自分に自信の持てない主人公・京を演じる。

「原作がある作品なので、まずは原作の京くんをベースにしました。とはいえ、あまり「役作りをした」という感覚はないです。僕と京くんは似てないと思いますが、撮影していた時期、彼と同じように僕も自信がなかったんです。当時は本当に「僕がこの役やっていいのか」と思っていました。今は根拠はなくても、自信を持つことを意識しています」

 共演は、奥平さんとともにW主演を飾る出口夏希さんや佐野晶哉(Aぇ!group)さんら豪華な面々が揃う。

「みんな「素」に近くて、それが役にピッタリでした。出口さんは芝居を感じさせないくらい自然でしたし、佐野くんもあのままだし。みんな自分にはないものを持っている感じで、たくさんの刺激をもらいました。佐野くんとは音楽の趣味が一緒で特に仲良くなって、今も会っています」
 
21歳の奥平さん。学生役が続いているが、「青春ラブストーリーは年齢を重ねると難しくなるので、今のうちにやれてよかった」と語る。

「キラキラの王道系は、僕には似合わない気がしますが、今回のような、少し違う角度からの青春ものならまた挑戦してみたいです。恥ずかしいので、俳優仲間には公開してからも見てほしくないですけど(笑)」

シャツ¥176,000※予定価格、パンツ※参考商品、シューズ¥187,000※予定価格(すべてプラダ/プラダ クライアントサービス)

Information

映画『か「」く「」し「」ご「」と「』

引っ込み思案の京、底抜けに明るいミッキー、体育会系の人気者・ヅカ、いつもマイペースなパラ、内気で控えめなエルら5人の高校生それぞれの“かくしごと”が織りなす、もどかしくも切ない青春ラブストーリー。5月30日(金)全国公開。

©2025『か「」く「」し「」ご「」と「』製作委員会
©2017 住野よる/新潮社

公式サイト

Photograph=Yuhki Yamamoto Styling=Shogo Ito 〈sitor〉 Hair&Make-up=Akihito Hayami Text=Miku Sugishima

※InRed2025年6月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。

この記事を書いた人

舞台の制作を経てライターへ。女性誌、インタビュー誌、劇場用パンフレットやwebサイトで音楽、映画、舞台、ドラマなどエンタメ系のインタビューやレポートを執筆。著書に『ぜんぶ! 海外ドラマ』がある。

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