【ONE OK ROCK】【星野 源】冬ドラマを華麗に彩る主題歌がリリース!
執筆者:吉田可奈
ドラマのために書き下ろされた主題歌たちは、ドラマが伝えたいメッセージがしっかりと詰め込まれていることが多々。今回はONE OK ROCKと星野源が手掛けたドラマ主題歌を紹介します!
歌詞とメロディに込められた
メッセージの意味を感じて
1月から始まったドラマがそろそろ佳境を迎えます。物語が進むほど、ドラマに提供された主題歌たちは、その歌詞やサウンドが物語とリンクし、“こんな意味があったのか”と驚かされることも。今季、ドラマを鮮やかに、そして深く彩った主題歌を紹介します。
まずは、世界で活躍するロックバンドONE OK ROCK。彼らは日曜劇場「御上先生」の主題歌「Puppets Can’t Control You」を手掛けています。“エリート官僚”兼“教師”が権力に侵された日本の教育にメスを入れていくこのドラマは、御上先生がどうしてここまで教育へ執着するのか、そのバックボーンがしっかりと描かれ、今の社会を生きる人たちに警鐘を鳴らす問題作に。今作で彼らは、修復は不可能と歌いながらも、それでも挑戦しなければならないと熱く英語で届けていきます。決して勝つことができなくても、自分の正義は貫け、そう教えてくれるこの曲は、終始緊張感が漂い、叫びのような声が胸に突き刺さります。サビの混沌としたサウンドと、かき鳴らされるギター、ずっと響き続けるベースとドラムの低音に強く刺激され、“どうにか一歩を踏み出さないと”と思わされる力強い楽曲です。さらに、御上先生の声に戸惑いながら、正義を見つけようとする生徒たちの心境にもリンクするはず。
ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」では、変わりゆく医療現場に戸惑いながらも、芳根京子が演じるイマドキな研修医、まどかが同期の仲間たちと励まし合い、人生と向き合う研修期間の2年間を描いた成長物語となっています。今作の主題歌となるのは、星野源の「Eureka」。さまざまな苦難に立ち向かいながら、自分らしくいられる道を歩むまどかの心境とリンクしたこの曲は、聴くだけで優しく元
気をもらえる仕上がりに。決して押し付けることなく、わからないこともあるけど、きっとうまくいくと言ってもらえているようで、ホッとする人も多いはず。ぜひ2作品とも、ドラマと共に楽しんでみてください。
この記事を書いた人
エンタメ系フリーライター。作詞家。シングルマザー。飼い猫の名前はデデ丸。著者本「うちの子、へん?」 「シングルマザー、家を買う」(ともに扶桑社)発売中。音楽、映画、舞台、アイドル、タイ、オタク事が得意。
X:@knysd1980
Instagram:@kana_yoshida1226