【吉野北人】この作品を通して言葉の重み、行動の重みを感じてほしい。1/31『遺書、公開。』作品に込めた思い
執筆者:杉嶋未来
THE RAMPAGEのボーカリストとして活躍する一方、俳優としてもフレッシュな魅力を発揮している吉野北人さんの最新作が公開。映画の見どころや役作りについて伺いました。
profile 吉野北人
よしの・ほくと 1997年3月6日生まれ、宮崎県出身。THE RAMPAGEのボーカル、俳優としても活動。2025年1月24日に2冊目の写真集『Orange』を発売予定。
激しく強い登場人物の中で普通でいることを意識した
吉野北人さんの主演映画『遺書、公開。』は、陽東太郎の同名人気コミックを、鈴木おさむ脚本、『東京リベンジャーズ』など群像劇に定評がある英勉監督が映画化したミステリー。
「出演が決まった時、高校生役なので、自分の年齢的に学ランを着て大丈夫かなと思いました。でも、衣装合わせで実際に着てみたら、監督が誰よりも似合うと言ってくれたので(笑)、安心してやれるな、と。また、脚本を鈴木おさむさんが担当すると聞いて、すごく面白くなりそうだと感じ、撮影に入る前から楽しみでした」
ある日、クラスの序列No.1でマドンナ的存在の女生徒、姫山椿が自殺。後日、彼女からクラス全員に遺書が届いたことから犯人探しが始まる。遺書を公開するたびに明かされる真実、クラスメイト全員の本性が暴かれていく。吉野さんは、クラスの中では目立たない存在の主人公、池永柊夜を演じる。
「僕の役は、ありがたいことに主演という立場でしたが、クラスメイト全員がメインというか、重要人物として一人一人にちゃんとフォーカスが当たっていて、見ごたえがあります。周りが激しくて強いキャラクターばかりですが、池永はお客さん目線の役なので普通でいることを意識しました。見る人の心休まる場所になればいいなと思い、お芝居をやっていました」
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