【成田凌】俳優人生のご褒美といえる作品。11/29公開『雨の中の慾情』作品への思いを語る
執筆者:杉嶋未来
俳優人生のご褒美をいただいた作品
成田さん演じる漫画家の主人公・義男と、自称小説家の伊守、バツイチの女性・福子。二人の男と一人の女による切なくも激しい性愛と情愛が、台湾オールロケで活写される。
「すべてのシーンが印象的で、ワンカット、ワンカットが素晴らしくて。台湾の最高のロケーションと、それをすごくかっこよく切り取る人がいて、それを照らす人がいて、台湾の独特な空気を感じられると思います。現場では毎日走りまくって、泥だらけにもなったし、血だらけにもなりました(笑)。片山さんの作品は、いざ出演するとなったら甘い気持ちでは挑めないとわかっていたので、覚悟を決めて、いい作品にするという気持ちのみを持って台湾に入りました。そうしたら同じ気持ちのキャストやスタッフの方々がたくさんいて、すごくいい現場でした」
公開を前に、作品への思いはますます熱くなっている。
「いろんな人に届いたらいいなって思っています。見てくださった方の感想も知りたいですね。俳優人生のご褒美をいただいた感じがあります」
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映画『雨の中の慾情』
貧しい北町に住む売れない漫画家の義男は、怪しい商売をしている大家から、自称小説家の伊守とともに引っ越しの手伝いに駆り出される。そこで離婚したばかりの福子と出会い、彼女に惹かれるが、彼女にはすでに恋人がいる様子で……。11月29日より全国公開。
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Photograph=Yuhki Yamamoto Styling=kawase 136〈afnormal〉 Hair&Make-up=Go Takakusagi Text=Miku Sugishima
※InRed2024年12月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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