【Da-iCE】【OWV】野心を持ち走り続ける音楽に心が震える

執筆者:吉田可奈

この記事の画像一覧を見る(2枚)

実力派グループDa-iCEがメジャーデビュー10周年を迎え、その才能がさらに開花する中、メンバーの工藤大輝が後輩ともいえるOWVをプロデュース!

メッセージが乗る歌詞に注目

 ボーイズグループが現在のミュージックシーンを牽引する中、その礎を作り上げてきたといっても過言ではない実力派グループ、Da-iCEがメジャーデビュー10周年を迎えました。彼らの強みは、大ヒット曲「CITRUS」でも体感することのできる美しいハイトーンボイスとキャッチーなメロディ。J-POPらしい心地よいメロディに乗る、美しく、ウィットに富んだ歌詞に、音楽を彩るテクニカルなダンス。そしてパワフルで耳心地のいい、タイプの異なるツインボーカルで放たれる歌声は中毒性を持ち、多くの人たちの心を奪い続けています。最近ではバラエティ番組にも多く出演し、その圧倒的なトークスキルと風格で、お茶の間のファンも増加中。そんな彼らのニューアルバム『MUSi-aM』には、美術館や博物館を連想させるようなクリエイティブで統一した16曲が収録されています。メンバーの工藤と花村が歌詞を手掛けた、攻撃的で野心あふれる、これからも突き進む意思表明ともとれるリード曲「TAKE IT BACK」をはじめ、個性的な振り付けが話題となった「I wonder」や「Story」なども収録した今作は、日々に刺激と彩りを与えてくれるはずです。

 そんなDa-iCEのメンバーである工藤大輝はクリエイティブな才能を持ち、グループの楽曲はもちろん、さまざまなアーティストに楽曲を提供しています。そして今回、同じダンスボーカルグループであり、親交の深いOWVの新曲「Frontier」をプロデュース。彼らがこれまで歩んできた道やエピソードから生まれたという歌詞は、常に新しい挑戦をし続け、徐々にファンを増やし、音楽面だけでなく、バラエティなどでもさまざまな才能を開花させ、泥臭く前に進み続ける彼らのことがリアルに、真っすぐ描かれていて、まるで青春ストーリーのよう。それでも、暑苦しくないのは、清涼感漂うサウンドに乗っているからこそ。OWVのよさを最大限まで引き出した工藤氏の手腕を感じる、とてもいいコラボレーションをぜひ聴いてみてください。

『MUSi-aM』Da-iCE

『MUSi-aM』Da-iCE

DVD/Blu-ray付き商品には、今年の1月に日本武道館で行われたデビュー10周年記念ライブ『Da-iCE 10th Anniversary LIVE』を収録。さらに豪華盤には、どんな会場でも観客を湧かせたフェス映像と、インドネシア・ジャカルタでのイベント出演に密着したVlogも収録。

avex trax/豪華盤¥20,000、通常盤¥3,900/発売中

profile:Da-iCE
工藤大輝、岩岡徹、大野雄大、花村想太、和田颯による、4オクターブのツインボーカルが魅力の5人組男性アーティスト。2011年に渋谷の小さなクラブで活動をスタートし、年間100本以上のライブを実施。2014年にメジャーデビュー。2020年に発売した「CITR US」でブレイク。

「Frontier」OWV

「Frontier」OWV

Da-iCEの工藤大輝が楽曲を提供した、希望あふれる、爽やかなダンスチューン。彼らのこれまで歩んできた、決して平坦な道ではない“物語”をエモーショナルに描いた歌詞に胸が熱くなる。彼らの性格を熟知した工藤氏だからこそ書ける歌詞は何度も聴きたい仕上がりに。

ユニバーサルシグマ/初回限定盤¥2,000、通常盤¥1,200/発売中

profile:OWV
本田康祐、佐野文哉、浦野秀太、中川勝就による4人組ボーイズグループ。2019年にサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』に出演した元練習生の4人で結成。力強く圧倒的なパフォーマンスはもちろん、抜群のバラエティセンスでバラエティ番組を席巻中。

※InRed2024年11月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。

KEYWORD

この記事を書いた人

エンタメ系フリーライター。作詞家。シングルマザー。飼い猫の名前はデデ丸。著者本「うちの子、へん?」 「シングルマザー、家を買う」(ともに扶桑社)発売中。音楽、映画、舞台、アイドル、タイ、オタク事が得意。

Twitter:@knysd1980
Instagram:@kana_yoshida1226

記事一覧へ戻る

KEYWORD

SNS SHARE

  • facebook
  • x
  • hatenabookmark
  • LINE

Related Article