※web限定カット【高畑充希】「楽しそうなことへの嗅覚や行動力に突き動かされてきたが、最近はその上で『こだわりを持つこと』を大切に」

執筆者:長嶺葉月

6月14日に配信スタートしたドラマ「1122 いいふうふ」が話題の高畑充希さん。InRedのカバー初登場で語ってくれた仕事やプライベートについての考え方をお送りします

自分のペースを守りながら今、生活することが楽しい

 現在、32歳。持ち前の凛としながらもユニークな人柄に、たおやかな色合いが垣間見えた。それは現在の高畑さんの心のありようを映しているようでもある。

「つきものみたいなものが落ちたんですよね。20代はガツガツと仕事をしていたけれど、30代を迎えてから緩急はありながらも、以前よりは緩やかに自分らしいペースで取り組めるようになりました。休みなく働くことが心や体に刷り込まれているせいか、特に予定も入れず、ゴハンを作って食べて、好きなタイミングでやりたいことをやって、たっぷり睡眠をとる……という普通の生活をしていると、こんなにのんびりしていていいのかな?と不安がよぎるときもあります。『激流のエンタメ業界でちゃんと生きていけるかしら?』『ま、なるようになるか!』とせめぎ合いつつも、30代にしてやっと“生活すること”を丸ごと楽しんでいます。日々新たな発見が多くて、すごく新鮮です。自分のペースを保っていくことも大切なことなので。自分の体に対しても、以前なら役にフィットできる状態ならそれでよかったけれど、年相応に肌も体も曲がり角を実感。マシンピラティスに通うようになりました。私にはおしゃれすぎて気恥ずかしさがあったけれど、体や筋肉の仕組みを理解しながらのトレーニングは面白いし、ストレッチも兼ねているので縮こまった体がスッキリするのも気持ちいい。少しでも興味がわいたらすぐ挑戦してみるタイプなので、ピラティスもすごく軽い気持ちで挑戦しましたが、面白くて思いがけず長続きしています。合わなければすぐやめちゃうんですけど(笑)、まだまだ下手っぴですが楽しんで取り組めています」 

思い立ったら即行動の人とのことで、長めのオフがあるとパッと海外にも出かける。

「去年は母のリクエストでスペインを回って、今年の年明けでいえば、ぽかっとスケジュールが空いていたのでフィリピンに語学留学をしてきました。ただ、あまりにも授業と課題でスケジュールがびっしりで、観光を楽しむとか友達をつくる余裕もなくて、しんどかったです(笑)。行くと決めたらすぐさま自分で全部手配するので、名前を名乗るとびっくりされることもあります。今年も今取り組んでいる作品の撮影が終わったらまたどこかに行きたいなと思っています」

この記事を書いた人

ファッションや美容、ライフスタイルを切り口とした著名人へのインタビューで数々のファッション誌を中心に活躍。3度の飯と同じくらいネコが好き。

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