上戸彩「最高に幸せなのは、
子どもたちとベッドに入る瞬間」
服を買う時は衝動買いではなく吟味して買って長く大切に着たい
2023年3月号のカバーに登場頂いた上戸彩さんへインタビュー。ファッションやプライベートについてお伺いしました。
「ワンピースにセットアップ、シャツにデニム、色は黒と白など、好きなものは20代の時からずっと一緒かも」
と、ファッションに関して軸を持つ上戸さん。
「上下ともに物持ちがいいんですけど、特にボトムスは10年ものばかり。トップスは毛玉ができたり限界が来るけど、ボトムスは捨てるタイミングがなくて。デパートに行っても、上から下まで全部見て、頭に残っているものを吟味して、基本、衝動買いはしないです。オンラインで買う時もそう。コメントを読み込み吟味します(笑)。長く着られるものを買って、大切にしたい気持ちが強いですね」
最高に幸せだなって思うのは夜、子どもたちとベッドに入る瞬間
仕事では、池井戸潤原作の映画『シャイロックの子供たち』に出演。メガバンクの小さな支店で発生した現金紛失事件を探る3人の支店行員の一人を演じている。
「また池井戸作品に関われることがうれしいですし、光栄です。私が演じる愛理は、銀行に勤める普通の女性なので、キャラクターを作り込まず、芝居をなるべくしないように意識しました。阿部サダヲさん演じる主人公・西木や玉森裕太くん演じる後輩の田端と一緒に問題を解決していくシーンは演じていて痛快でした」
事件によって、複雑に絡み合う人々の思惑や欲望が浮き彫りになっていく。
「お金の恐ろしさ、大金を前にした時にどう心が揺れ動くのかを描いています。私も絶対大金を前にしたら目がくらみますもん(笑)。それがわかるので、普段お金のことは考えません。縛られることなく、お金に自分が動かされないように、ただ目の前の仕事をひたむきな気持ちで一生懸命こなし、感謝をして過ごすようにしています」 プライベートでは2児の母でもあり、仕事との両立で大忙しの毎日。そんななかでも、仕事と家庭のメリハリをつけて、育児の時間は子どもたちととことん向き合うと決めている。
「子どもと一緒にいる時は、仕事のことは考えないようにしています。公園や水族館に遊びに行ったりする時間も楽しいんですけど、一番幸せを感じるのは、子どもたちと一緒にベッドに入った時。280㎝のファミリーベッドを買って、みんなで広々と寝られるスペースになったんですけど、結局、はじっこで子どもたちとぎゅうぎゅうになって寝ています(笑)。寝る前に20分ぐらいで終わるアニメを見ながら、みんなで話しながら眠りにつく。私にとって至福の時間ですね」
映画『シャイロックの子供たち』
メガバンクの小さな支店で起こった現金紛失事件をめぐり、銀行員たちの群像劇を描写。監督は本木克英。共演は阿部サダヲ、玉森裕太、柳葉敏郎、杉本哲太、佐藤隆太、柄本明、橋爪功、佐々木蔵之介ら。
©2023映画『シャイロックの子供たち』製作委員会シャイロックの子供たち
Model=Aya UetoPhotograph=Takahiro Igarashi〈SIGNO〉 Styling=Kasumi KatoHair&Make-up=Akemi Kibe〈PEACE MONKEY〉 Interview&Text=Miku Sugishima
※InRed2023年3月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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