【永瀬廉】映画『法廷遊戯』で“新しい一面”を見せる!「俳優として成長を感じた」
執筆者:杉嶋未来
King & Princeの永瀬廉さんが弁護士を演じる最新主演作『法廷遊戯』が公開。無罪と冤罪、正義、そして選択。複雑なキャラクターを演じる永瀬さんに作品の見どころを聞きました。
profile:永瀬 廉
ながせ・れん 1999年1月23日、東京都出身。2018年、King & PrinceのメンバーとしてCDデビュー。グループ活動以外では、俳優として話題作に出演し、注目を集めている。
繊細な受けの芝居が多く俳優として挑戦となった
「法律の専門用語が覚えにくかったです。慣れない言葉ばかりで、全然頭に入らなくて(笑)。セリフ覚えはよくて、いつも30、40分あれば、大体入るんですけど、今回は時間がかかりました」
法律家を目指すロースクールの裁判ゲームで悲劇が起こり、同級生3人の男女の隠された真実が暴かれていく衝撃作『法廷遊戯』で主演を飾る永瀬さん。演じるのは、法曹の道を目指す主人公のセイギこと久我清義。
「物語が進むにつれて明かされていく真実が二転三転していくんですけど、その時のセイギの表情を監督と相談し合い、細かくバランスを決めました。また、息遣いも自分が思ってるより激しめにやってほしいと言われて、セイギが感じた生々しさを意識しました」
難役に挑み、挑戦となったところは?
「作品のテーマが重く、言葉の難しさはもちろん、受けのお芝居が多くて、繊細さも求められたので、俳優として挑戦になりました。でも、共演が同年代の北村匠海くんと杉咲花ちゃんで、撮影の合間に家電の話などで盛り上がって、楽しかったです(笑)」
大切な人のため、葛藤しながらも自分の正義を突き通すセイギの姿が印象的だ。
「自分と人の正義感はそれぞれ違って、それを貫く難しさだったり、辛さを感じました。そもそも自分の正義感って何だろうって、訴えかけてくる作品だと思います」
主題歌は、King & Princeの14thシングル 「愛し生きること」。
「映画の感動に寄り添ってくれる曲です。誰かを思って大事にすることや愛し生きることの尊さ、儚さなどが伝わってくるので、いい意味で癖になるような曲だと思います」
information
『法廷遊戯』
弁護士の五十嵐律人による小説を映画化。同じロースクールへ通い、弁護士、被告人、死者となった3人が、学生時代に行っていた裁判ゲームの記憶をたどっていく。監督は深川栄洋。11月10日全国公開。
撮影=天野良子 スタイリング=丹ちひろ、横田勝広〈ともにYKP〉 ヘア&メイク=KAZUOMI〈LOTUS〉 取材&文=杉嶋未来
※InRed2023年12月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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