MONEY & WORK
インタビュー【Pizza 4P's創業者】30代の働く女性にかける言葉とは?「がむしゃらに頑張った経験が未来につながる」
執筆者:相馬香織
Q若いからこそできる働き方ですね。
「そうですね。今思えば、当時も自分なりに頑張っていたと思いますが、そんなに効率のいい働き方ではなかったなと思います。ただ、そんな働き方というのも若いうちにしかできないこと。若いからこそできる「がむしゃらさ」や「頑張り」のようなものを経験できたのは、今の自分にとってもとても良かったと思っています。その後、会社の同僚でもあり、夫となった益子(陽介)さんのベトナム駐在が決まり、私もベトナムに渡った後、起業したいという益子さんと共にピザ屋を創業しました。一号店がオープンしてからは、寝る暇もなく働いて、当時の店から上の階にある家まで続く階段で寝てしまったことも。そんな大変なことも、若いうちにがむしゃらに働いた経験があったからできたことではないでしょうか」
Q仕事で悩んだり、うまくいかないときには、どのように気持ちを切り替えていましたか?
「私の場合は飲みに行ってました(笑)。飲みに行く以外では、先輩や上司に相談したり、頼ったりというのをよくやっていたと思います。益子さんは、中途採用で入社してきた年上の同期だったのですが、同じ部署に在籍していたときには、益子さんに相談したり、多くのことを学ばせてもらいました。また、会社でいい成績を残したグループは藤田社長との会食があったのですが、まったく関係ない私がついて行ったことも。そのときに『自分はこんな仕事をしたい』と社長に熱弁し、その後、部署を異動させてもらったなんてこともありました。どんな話をしたのかはあまり覚えていないのですが、そんな場所について行って社長に熱弁するくらいなので、いろんなことにあまり動じないタイプなのかもしれません(笑)」
Information
『PIZZA FOR PEACE 世界で愛されるピザレストラン Pizza 4P’sの軌跡』
発売中/宝島社
2011年、ベトナム・ホーチミンに1号店をオープンして以来、ハノイやダナンといったベトナムの主要都市をはじめ、カンボジア、インド、インドネシアなどアジアに店舗展開してきたピザレストラン「Pizza 4P’s(ピザ フォーピース)」。2023年には、東京・麻布台ヒルズに日本での1号店をオープンするやいなや、数カ月先まで予約が埋まるほど話題沸騰中。さらに、2026年にはニューヨーク店がオープン予定と、世界で愛されるレストランへと成長を遂げました。
そんなPizza 4P’sの創業者は、益子陽介さんと高杉早苗さんの日本人夫妻。サイバーエージェントで働きながら起業の夢を抱いた益子さんと、それを支えた元同僚でもあり妻でもあり、二人の娘の母でもある早苗さん。二人が起業に至ったところから、困難を極めた開業までの日々、海外へと進出したきっかけ、これからPizza 4P’sが目指す未来。さらに、初めて明かすつらい日々と心の病について…。
「Make the World Smile for Peace」というビジョン、「Delivering Wow, Sharing Happiness」というミッションを掲げ、ピザと共に世界中に幸せを届けたいという二人の思いと、これまでのすべてを赤裸々に語った一冊。海外起業や夫婦起業を目指す方にとって参考になるのはもちろん、大切な人に寄り添うこと、私たちが目指す平和とはなにかを考えるきっかけになるはずです。
Photograph=Yoshiko Kojima Text=Kaori Soma
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この記事を書いた人
出版社勤務ののち、拠点をベトナムに移しフリーランスのエディターに。海外で数々の取材をこなす。インスタグラムでは旬のベトナム情報を発信。
Instagram:@_kaori.soma



