【清野菜名】「少しずつ無駄のない生活へ。今、すごく心地がよい」
執筆者:長嶺葉月
2024年4月売り5月号のInRedに登場してくれた清野菜名さん。「以前は直感でピンときた服を試着せずに買うことが多かったが、今では試着がマスト。ファッションが大好きな上に、なかなか物を捨てられない性格から脱却し、本当に必要なのかを一旦、立ち止まって考えるようになった」と話します。そして、ファッションの断捨離から始まり、今では心にも変化をもたらした“暮らし”についてお伺いしました。
PROFILE せいの・なな/1994年10月14日生まれ。愛知県出身。主な出演作に、映画『キングダム』シリーズ、『耳をすませば』『ある男』、ドラマ「今日から俺は!!」「日曜の夜ぐらいは…」など多数。
お洋服の断捨離からスタートし、暮らしにも変化が訪れた
服からスタートした断捨離は、日々の暮らしにも広がっていき、清野さんの心にも変化をもたらしたそう。
「食器やタオル、家具にしても必要なものだけを残す感じになってきています。食材ひとつにしても、買いすぎてしまって使い切れないのは避けたい。農家さんから直接いただく機会もあるので、作り手の皆さんの顔を知っているからこそ無駄には絶対したくなくて。少しずつではあるけれど、必要なものだけで暮らすことを知るとあまりに心地よくて。もう元には戻れないなと思います。その上で必要なのは“覚悟”だけ。覚悟を決めて手放していく。服に関しては、またトレンドが巡ってきて着るかもしれないと思うと捨てられない。でも、巡ってきたとしても全く同じではないし、手放したあとに『また着たいな』と思ったこともあったけれど、『まぁいいか』ぐらいの気持ちにしかならなかったんです。結局のところ、迷ったとしても手放していかないとモノは減らせないんですよね。ただ、ミニマリストほど無駄を削ぎ落としてしまうのはちょっと寂しいなと思うので、植物や気に入った変な置物(笑)などでインテリアを楽しんでいます」
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