【吉高由里子のソウル旅】ミシュランガイド掲載のカンジャンケジャンを舌鼓♡〈グルメ編 vol.2〉
サムギョプサルにスンドゥブ、カンジャンケジャンとソウルに来たら食べたいものがてんこ盛り。長く愛される名店から、流行り廃りの激しいソウルで話題を集めるアップカミングなお店まで、胃袋がいくつあっても足りない新旧グルメツアーへGO!
ぎっしりと身がつまった濃厚なワタリガニを舌鼓
日本ではなかなか食べられないカンジャンケジャンはぜひ食べていきたいメニュー。2002年にオープンしたコッチは韓国人のあいだでも評判の専門店。親戚が営んでいる水産業者から、身が膨らんだもっともよい時期に獲りを急冷凍したものを取り寄せているため、いつ訪れても一番おいしい時期のワタリガニが食べられる。
〈AREA:三成洞〉
コッチ
住:610, Bongeunsa-ro, Gangnam-gu
☎02-561-8788
営:11:30〜15:00, 17:00〜21:30
(土 11:30〜21:30)
休:日曜日
「いただきまーす♡」カニ1匹とパンチャンがセットになったワタリガニの醤油漬け特定食(45,000ウォン)。おこげも味わえる石釜で出てきたごはんは、ふっくらしていて香りもいい。
ごはんは石釜で登場
オレンジ色の卵が入ったトロトロの身と甲羅のカニ味噌にうっとり♡ 牡蠣の塩辛や魚醤油などを使った秘伝の醤油に三日間漬けこまれ、ほどよい塩加減が加わった濃厚な甘みのカニは吸いつくように食べたい。甲羅のカニ味噌にごはんを加えてまぜたらカニ味噌ビビンバの完成。「舌の感覚が近いせいか、カニやカニ味噌のドゥルっとした旨味がたまりません♡」。
外の光が入る明るい雰囲気の店内。オフィス街にあるためカンジャンケジャンとしてはコスパのよい価格設定。メニューに日本語表記あり。ミシュランガイド2017/2018に掲載されたこともあり安定の味わい。
Photograph=YUJI TAKEUCHI〈BALLPARK〉 Styling=Keiko Miyazawa〈WHITNEY〉 Hair & Make-up=RYO Coordination=Shinhae Song〈TANO International〉
※記事内のデータは2023年10月24日現在の情報です
※InRed2023年12月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。