【吉岡里帆】が着こなす魅惑の色
/ツヤっぽく、色っぽく……真夏のBLACK

時にストイックに、時に可憐に。夏に纏う黒はどんなシーンにも寄り添い、また、アイデンティティや今の気分を後押ししてくれる心強いカラー。心を動かす魅惑のブラックルックを俳優・吉岡里帆さんが表現します。

PROFILE
よしおか・りほ/1993年1月15日生まれ。京都府出身。直近の作品に、映画『ハケンアニメ!』『島守の塔』、ドラマ「神の手」など。今後、11月4日(土)より紀伊國屋ホールで上演されるCO COON PRODUCTION 2023『ガラスの動物園』『消えなさいローラ』の上演を控える。

夏に着るブラックが大好き
女性を強く、美しく見せてくれる

ごく自然にカメラの前に立つ吉岡里帆さんには、削ぎ落とされた美しさがある。

「夏の黒は不思議と涼しげに見えるし、内側に秘められたセンシュアルな魅力を引き出してくれる気がします。普段自分になじみがないアイテムでも黒だとなぜか成立するという安心感もありますよね。可愛らしいけど媚びない、強そうだけどセンシュアルだったり、一辺倒ではない余裕のある着こなしができるのが黒の魅力だなと思います。今回特に好きだったのは、シアートップスにタイトスカートのスタイルです」
と、着用のコーディネイトについて話してくれた。

では、夏に黒を纏うときの吉岡さん自身のルールは?
「夏はワンピースを買いがちですが、黒は面積が広く見える印象があるので、どこかを絞っていたり、少し肌が見えるようなデザインを選ぶようにしています」

黒のシャツドレス

リラクシングなオーバーサイズをざっくりラフに羽織ったら、“素肌”で抜け感をコントロール。ハーフパンツを仕込む技ありレイヤードで、ハンサムなのに色っぽいを体現。

シャツ¥17,600(ガリャルダガランテ/ガリャルダガランテ 青山店) ショートパンツ¥20,900(ロエフ/エイチ ビューティー&ユース)

黒のシースルートップス+タイトスカート

露出をせずにあえて透けさせるのが美しく賢い大人の肌見せ。バンドゥーやタイトスカートなど、直線的なラインを強調するとくびれや柔らかさが対比されて存在感を放ちはじめる。

トップス¥17,600(ニアーニッポン/ニアー) スカート¥24,200(セピエ/ガリャルダガランテ 青山店) ベルト¥13,200 (イウエン マトフ/ユナイテッド アローズ 渋谷スクランブルスクエア店) ピアス(片耳)¥49,500(オー/ハルミ ショールーム) (右手)リング¥6,600、(左手)リング¥6,600(ともにロニ) 中に着たバンドゥー/スタイリスト私物

黒のオーバーオール

ドレープを効かせたデザインでゆったりと体を包み込みフロントで魅せるのは大人の可愛げ。一方で後ろ姿はセンシュアル。バックコンシャスな意外性が語る、女性の多面性と心意気。

オールインワン¥49,500(ヘリテノーム/ガリャルダガランテ 青山店) ハット¥35,200(ヴァン パルマ/ウィム ガゼット 青山店)

黒のノースリーブトップス+スラックス

タイトなアメリカンスリーブに、ボリューミーなスラックスを。ストイックとシックを両立しつつも身体に沿ったサイズ感で女性らしいシルエットを際立たせ、色香を引き出す仕組み。

トップス¥19,800(アストラット/アストラット 新宿店) パンツ¥26,400(イウエン マトフ/ユナイテッド アローズ 渋谷スクランブルスクエア店) イヤカフ(小)¥12,100(プリュイ/プリュイ トウキョウ) イヤカフ(大)¥75,900、ブレスレット¥93,500(ともにプライマル)

モデル=吉岡里帆 撮影=長山一樹(s-14) スタイリング=NIMU(まきうらオフィス) ヘア&メイク=福岡玲衣(TRON) 取材&文=長嶺葉月

※InRed2023年7月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。

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