アザーカット【奈緒】インタビュー「白シャツが似合う30代になりたい。とっておきの白シャツに出合いたい」
執筆者:長嶺葉月
ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」でボクサーを熱演している俳優の奈緒さん。初登場のInRedのCOVER STORYでは様々なニットを着こなしてくれました。撮影やコーディネイトの感想をアザーカットとともにお届けします。
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PROFILE
なお/1995年2月10日生まれ。福岡県出身。直近の出演作にドラマ「あなたがしてくれなくても」「春になったら」、映画『陰陽師0』『告白 コンフェッション』『先生の白い嘘』など。映画『傲慢と善良』公開中。主演ドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』(T BS系10月8日火曜22:00スタート)。
奈緒さんはもうすぐ30歳。今しか楽しめないファッションを満喫したいという。
「お仕事で色や柄が華やかなものを着せていただく機会が多いんですが、この先、30代を迎えると、きっと落ち着いた色味やシンプルなデザインを手に取るようになっていくのかなと想像がつくんです。なので、29歳の今は、色ものや柄があるものなどをあえて楽しむようにしています。ちょうど展示会でオーダーしたアイテムが次々と届き始めているんですが、『これを選んでいたんだ!』と自分でもびっくりするくらい明るい色だったりしています。それはそれで面白くて、じゃあ着てみるか!と楽しんでいます」
中でも、最近愛してやまないのがピンク。女のコらしすぎて敬遠していた色だったが、今ではすっかり距離感が縮まったそう。
「子どもの頃は、ピンクを身につけるのが恥ずかしかったんです。でも、大人になってみるとピンクって可愛いだけじゃなくて、大人っぽく着られる色だし、そもそもピンクにもいろんな色合いがある。年齢や肌のトーン、デザインなど自分にしっくりくるピンクに出合えたことも大きいんですが、気がつけば全身ピンクなんて日もあります(笑)」
色に対しての苦手意識もあったけれど、面積を少しずつ増やすことでクリア。
「色味を取り入れる時、最初は靴下からスタートしました。小さな面積で取り入れてから、ちょっと様子を見て、慣れてきたらどんどん面積を広げていく。似合う、似合わないよりも、段々と自分を慣らしていく感覚のほうが強いかもしれないですね。最近、ついに蛍光イエローのデニムを買いました。おなじみのデニム素材ということもあって、着てみると実は意外となんでも合うんです。定番アイテムやシンプルなデザインのものこそ、色だけ変えてみると気分が変わります」
30代を見据えた時、奈緒さんが考える憧れのファッションとは?
「白シャツが似合う30代になりたいなと思います。普段は着心地のいいラフな服を選びがちなんですが、シャツはきちんとデザインやサイズを選んで、自分に似合うものを着たい。まだ、どんなシャツが自分に似合うのかわからないので、とっておきの白シャツに出合いたいですね。30代の楽しみです」
Model:NAO Photograph:Yasuhisa Kikuchi (Vale.) Styling:NIMU(makiura office) Hair & Make-up:Ayumi Takeshita Interview & Text:Hazuki Nagamine
※InRed2024年11月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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