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【セラミド】乾燥肌・敏感肌を立て直す!|30代から始める!現役化粧品研究員が解説するエイジングケア成分図鑑
執筆者:InRed編集部
セラミド配合コスメを選ぶ時のヒント
セラミドは“どの型が最強”というより、十分な量を安定的に配合した処方なのかという観点の中が重要です。
おすすめは、乳液・クリームなどの“乳化タイプ”。 乳液・クリームなら高配合も期待でき、セラミドの働きをより発揮できます。一方、化粧水の場合、成分の性質上、高配合は難しいのが現実です。
僕は、“日焼け止め→クレンジング→肌への栄養補給(ビタミンA・B・C)→保湿”というサイクルが、シンプルで効果的なスキンケアメソッドだと伝えてきました。この“保湿”に当たるのが、セラミドの役割です。だから、水分を逃がさないための蓋として、スキンケアの最後にセラミド配合の乳液・クリームをおすすめしています。
セラミドを使う時のポイント
1.基本はスキンケアの最後に
クリームや乳液などスキンケアの仕上げにセラミドを使うことで、肌全体のうるおいを封じ込めます。
2.敏感になった時の“守り”として使用
肌荒れやバリア機能が乱れている間は、一時的に守りのケアだけに。ナイアシンアミド+セラミドだけのシンプルケアが効果的です。
3.濃度表現にまどわされないで!
じつはセラミドの原料はとても高価。しかも、化粧品に安定して配合すること自体、とても難しい成分なので、極めて低い配合濃度で「セラミド配合」と謳っている製品も多くあります。
また、「セラミド原液●%配合!」という表現も落とし穴。セラミド原液とは、“セラミドを数%含む原料液”のこと。製品そのものへのセラミド配合量は微量というケースも珍しくありません。濃度表現ではなく、信頼できる処方かをチェックしてみてください。
セラミドは肌を育てる土壌を整えるもの。どんなに優れた有効成分も、荒れた土壌では、うまく働けません。「最近肌の調子が悪い」「どのスキンケアも効かない……」そんな時は、スキンケアを“守り”のセラミド中心にすることを、ぜひ試してみてください。
この記事を書いた人
「35歳、ヘルシーに!美しく! 」をテーマにしている雑誌『InRed(インレッド)』編集部。 “大人のお洒落カジュアル”を軸に、ファッションや美容はもちろん、ライフスタイル全般を網羅。公式ウェブサイト『InRed web』ではライフステージの変化の多い世代ならではの、健康、お金・仕事、推し活に関する情報を発信。お洒落で楽しい毎日に役に立つヒントをお届けしています。
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